著者
青木 優里香 白髪 誠一
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第67回春季研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.372, 2020 (Released:2020-08-27)

本研究は,三次元ジグソーパズルをデザインするために必要な内部構造の定式化,使用する材料とその高精度な加工方法のアルゴリズムを構築することを目的としている。本報では,内部構造の定式化について行ったアルゴリズムの構築とプロトタイプの製作について報告している。; パズルの外形を立方体とし,それを等分割して立方体のピースを定義する。隣合うピースの接する面に対して,コネクターによって嵌合する接合面と嵌合しない接触面を市松パターンで与えることで全体の組立が可能で,かつ,全体としての一体性を確保することを目標とした。市松パターンのみでは,全体の一体性が確保できないことが明らかとなり,一部に追加の接合面を与えることで一体性を確保した。接合面におけるコネクターの嵌合方向は,各方向の面で一致させることで組立が可能となる。ただし,ピースの角部で隣合うコネクターが干渉するため,コネクターの位置の調整を行った。; 得られた三次元ジグソーパズルの3Dモデルを用いて,スタイロフォームをロボットアームで切削してプロトタイプを製作した。プロトタイプによって,全体の組立が可能であること,一体性が確保されていることを確認した。
著者
赤井 愛 上野 志歩 佐野 大貴 白髪 誠一 田上 貴久美
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.62, 2015

盲導犬ユーザーと盲導犬との歩行時には綿密な意思疎通が必要不可欠であり、その際に重要なツールがハーネスである。ユーザーはハーネスから盲導犬の様々な挙動を感じ取り、安全な歩行を実現する事が出来る。しかし現行のハーネスはユーザー、盲導犬双方への身体的負担がかかる形態であることが指摘されている。そこで前稿「楕円型ハーネスの形態最適化-盲導犬とユーザーの快適な歩行の実現に関する研究(その1)」では盲導犬と盲導犬ユーザーがより快適な歩行を実現し得るハーネスプロトタイプ(GH2014-OV)の検討を行った。本稿では特にハーネスのグリップ部分に注目し、歩行実験やヒアリング調査からGTA及びKJ法による分析を行い、快適な歩行を実現する為のグリップの課題①握りやすさ②手からの抜けにくさ ③ポジションチェンジのしやすさ ④持ち直しやすさ、を明らかにした。また、これらの課題を実現するため、スタイロフォームによる簡易モックアップ、3Dプリンタによるモックアップを制作、それぞれ階層分析法(AHP)及びヒアリング調査により形状の検討とブラッシュアップを重ね、GH2014-OVのグリップの形状面での機能向上を図った。