著者
笹原 海里 井上 隆 射場本 忠彦 百田 真史 長浜 勉 赤池 亮
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成25年度大会(長野)学術講演論文集 第8巻 性能検証・実態調査 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.501-504, 2013 (Released:2017-11-18)

自動制御ブラインド内蔵のエアフロー型窓を積極的に導入した東京電機大学における詳細な実測を通して、実使用状況下の室内光環境を評価する。また、本建物に導入を進めている再帰反射フィルムによる、屋外放射環境の改善効果及び窓面の熱性能向上効果の検討を行った。
著者
中上 裕仁 射場本 忠彦 井上 隆 百田 真史 山田 航生 長田 和也 木村 洸介 岸 丈夫
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.101-104, 2017

<p>本報では、対象DHCの総合効率向上を目的として、設備更新が行われた対象プラントにおいて蓄熱槽の活用方法の検討を行い、シミュレーションにて効果の定量化をを図った。検討内容として、部分負荷特性の優れたインバータターボ冷凍機と蓄熱槽からの放熱運転との効率比較を行った。また、蓄熱槽活用による熱源機の増段抑制制御の検討を行い、シミュレーションにて、蓄熱槽によって熱源機の増段を抑制することで対象DHCの消費電力量を約3%削減できることを示した。</p>
著者
松元 隆志 射場本 忠彦 百田 真史 近藤 武士 開口 善典 船戸 剛 釼持 尚紀 稲田 雄大
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.493-496, 2013

<p>本報では、竣工初年度における教室の空調運用実態および室内環境について報告する。運用実態は代表室における空調機および分散ポンプの運用実測、在室人数の変化による外気導入量の把握、室内CO2濃度計測、給気風量の状況を確認した。また、室内環境については夏期詳細計測での机上面の水平温度分布・上下温度分布により室内環境把握を確認した。結果として、初年度の運用実態と室内環境を示唆し、今後最適な運用・調整を行う予定である。</p>
著者
宮良 拓百 射場本 忠彦 百田 真史
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.33, no.133, pp.27-35, 2008
参考文献数
27

前報では,効率の良い熱搬送システムを構築するために,水平直管部における圧力損失特性と,搬送熱量の制御を目的とした配管内IPF計測手法について検討し,システム実現の可能性を確認した.本研究は,ブロックアイスの熱的有効性の検証を目的に,焼結回避の条件と搬送熱量の増大化について検討し,また具現化に必要な設計用数値データの提供を目的に,ブロックアイスと水との熱交換速度について検討した.その結果,ブロックアイスを水中に没することで焼結を回避でき,配管内最大氷充填率約50%においても搬送可能であることを実証した.また実測した熱交換速度から,地域主配管内での負荷処理速度予測が可能であることを確認した.
著者
宮良 拓百 射場本 忠彦 百田 真史 相川 槙夫
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.141-144, 2008

"Thermal transportation system using Ice & Water" had been studied for contribution to energy conservation. On previous paper, possibility of block ice transportation between storage tank to the other tank was shown. On this paper, we focused on communicating tube, and examined to clarify the transportation characteristic. Through examinations, it was shown that proper water level is need for block ice transportation.
著者
百田 真史 射場本 忠彦 宮良 拓百 山田 博 村上 浩 今井 智将
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.83, pp.11-20, 2001
参考文献数
15
被引用文献数
3

地域冷房にブロックアイス(25mm角)を用いた氷水搬送による高密度熱搬送システムを提案した.このシステムは需要家からの還水と地域主配管内の氷を直接配管内で熱交換させるもので,従来の二管式と比較して管路が短縮できるという利点を持つ.このシステムのかなめとなる氷水圧力損失特性把握,管内IPFの非可動・オンライン計測手法,及び管内氷粒径の推測手法について検討を行い,提案システムの可能性を示した.氷水圧力損失特性については流速,IPF,管径を変えた時の圧力損失特性が予測を基に最適制御が可能なことを,また管内IPF計測については超音波濃度計を用いたオンライン計測が可能であることを確認した.
著者
百田 真史 井上 隆 川瀬 貴晴 野原 文男 本間 睦朗 横田 雄史
出版者
社団法人空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
no.120, pp.23-31, 2007-03-05
被引用文献数
1

本研究では,性能検証過程の指針に準じた過程を経て竣工したオフィスビルの熱源系統に対して,受渡し後段階における性能評価の実践的研究として,企画・設計要件書に倣った性能規定に基づき,熱源システムの運用段階における性能評価を行った.その結果,一部熱源構成機器を除いてほぼ性能規定どおりであることと,建物全体のエネルギー消費面でも規定を満たすことが確認でき,充実が望まれる第三者性を確保した性能評価の事例を提示することができた.