著者
石塚 隆男
出版者
日本経営診断学会
雑誌
日本経営診断学会全国大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.62-65, 2009

本稿は、システムに代わる概念として「つながり」に注目し、社会的なつながりの創成とマネジメントを経営診断の観点から考察することを目的とする。まず、ポスト・システム・パラダイムとして、ネットワーク・パラダイムや脳パラダイムがあるが、次世代パラダイムとして「社会」と「つながり」がキーワードであることを示し、社会的つながりの特徴づけを行う。次に、つながりのビジネスモデルについてソーシャル・キャピタルやソーシャル・マネジメントの視点から検討を行い、新たなつながりの創成が社会的な意味や価値を生み出すかどうかが経営診断上、問われることになることを示した。
著者
石塚 隆男
出版者
日本経営診断学会
雑誌
日本経営診断学会全国大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.10, pp.108-111, 2010

近年、イノベーションの重要性とともに価値の創造が盛んに喧伝されている。ひとつの業界でブレークスルーやイノベーションがそうそう興らないことも事実であり、ホームラン狙いだけでは企業はやっていけない。また、多くの文献に登場する"価値の創造"は漠然とした抽象的な概念であり、個別の事例はいくつか存在するが、普遍的な方法論にはなっていない。製品やサービスの価値にはいくつかの概念があるが、最近、意味的価値の重要性が指摘されている。そこで、本研究では成熟し、コモディティ化の進んだ市場において、企業が意味的価値を持続的に生み出す(=プロデュース)ための要因について検討し、経営診断に資することを目的とする。製品レビューサイトにおけるクチコミデータから意味的価値を抽出する方法を提案するとともに、イノベーションに関する多くの主要な文献をもとに、意味的価値をプロデュースする力に影響を与える諸要因のチェックリストを作成し、考察を行った。
著者
石塚 隆男
出版者
日本経営診断学会
雑誌
日本経営診断学会全国大会予稿集 日本経営診断学会第43回全国大会
巻号頁・発行日
pp.108-111, 2010 (Released:2011-10-11)
参考文献数
18

近年、イノベーションの重要性とともに価値の創造が盛んに喧伝されている。ひとつの業界でブレークスルーやイノベーションがそうそう興らないことも事実であり、ホームラン狙いだけでは企業はやっていけない。また、多くの文献に登場する"価値の創造"は漠然とした抽象的な概念であり、個別の事例はいくつか存在するが、普遍的な方法論にはなっていない。製品やサービスの価値にはいくつかの概念があるが、最近、意味的価値の重要性が指摘されている。そこで、本研究では成熟し、コモディティ化の進んだ市場において、企業が意味的価値を持続的に生み出す(=プロデュース)ための要因について検討し、経営診断に資することを目的とする。製品レビューサイトにおけるクチコミデータから意味的価値を抽出する方法を提案するとともに、イノベーションに関する多くの主要な文献をもとに、意味的価値をプロデュースする力に影響を与える諸要因のチェックリストを作成し、考察を行った。
著者
長沢 伸也 石塚 隆男
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.67-68, 1995-03-15

今日、情報技術はデジタル化が可能な多くのメディアを創出しつつある。いわゆるマルチメディアにより、従来のメディア上の情報をコンピュータにより統合的に扱うことが可能となり、日常生活においてもお仕着せの受け身的な情報利用からメディアを超えて主体的、能動的に必要な情報を編集し、活用できる能力が必要となってきている。さて、文字放送は国際的にはテレテキストと呼ばれ、わが国ではニューメディアのひとつとして1985年にハイブリッド伝送方式による文字放送が開始された。文字放送は文字や図形で構成されるカラー静止画像情報を通常のテレビ信号に多重伝送することにより、受信側で復号してテレビ受像器に表示する放送システムである。文字放送は、ヒデオテックスやパソコン通信のように双方向性はないが、テレビ受信料以外には通信料が不要であるという大きなメリットがある。さらに、パソコン用文字放送受信デコーダー・ボードが発売されており、デジタル情報として記録・利用が可能になったことから、マルチメディアのひとつとして利用が拡大していくことが期待できる。亜細亜大学経営学部では、文字放送情報を活用した情報教育を試行的に開始し、特に情報検索教育について有効性を確認したので報告する。