著者
石川 美澄
巻号頁・発行日
2012-04-06

本稿の目的は、宮城県仙台市内において震災以前から開業し、営業を続けている宿泊施設型のゲストハウス(以下、ゲストハウスとする)「宮城ゲストハウス宿や萩(以下、宿や萩とする)」と、震災以後に開業した「ゲストハウス梅鉢(以下、梅鉢とする)」の震災後の取り組みに関する現地調査結果を基に、震災復興期におけるゲストハウスの機能と可能性について考察することである。
著者
山村 高淑 岡本 健 石川 美澄 石森 秀三 松本 真治 坂田 圧巳
出版者
北海道大学観光学高等研究センター+鷲宮町商工会
巻号頁・発行日
2008-12-07

北海道大学第3回観光創造フォーラム「メディアコンテンツと次世代ツーリズム~鷲宮町の経験から考える若者の旅の動向と可能性~」. 平成20年12月7日. 埼玉県鷲宮町.
著者
石川 美澄 山村 高淑
出版者
日本生活学会
雑誌
生活学論叢
巻号頁・発行日
vol.16, pp.27-38, 2010-03-31

The purpose of this study is to clarify the relationships between resident status and resident interaction. The study will then consider the residents’ viewpoints concerning their resident status and their ways to spend holidays. As a specific case in point, the study examines the Residence Type Guesthouse “Tokyo Guesthouse (Tentative)” located at Central Tokyo. As a result, the followings are found: 1) Over 80% of Tokyo Guesthouse residents are young workers. 2) Some of them pointed out that the merit of living in a residence type guesthouse is to be able to have the opportunity and space for a full conversation with other residents. 3) On the other hand, some of the residents try to prevent excessive interference with other residents. 4) Some of them often go out with other residents.
著者
石川 美澄
出版者
観光学術学会事務局(地域・研究アシスト事務所内)
巻号頁・発行日
2012-07-07

本稿の目的は、新聞記事分析を通して、「ゲストハウス」と称される施設や場所の変遷を整理することである。その上で、その1つであるゲストハウスやバックパッカーズなどと呼ばれる比較的低廉な宿泊施設(以下、宿泊型ゲストハウスとし、宿泊施設以外の意味を含む場合はゲストハウスとする)の特性を仮説的に提示する。近年、新聞記事を中心に、宿泊型ゲストハウスの増加が指摘されている。一方、国内の観光研究分野や観光庁が実施する調査では、このような指摘や報告はほとんど確認できない。したがって現時点では、メディアが語る「宿泊型ゲストハウス増加説」を学術的に証明することは困難であると同時に、その増加の社会的背景などについても不明瞭であると言わざるを得ない。しかしながら、低料金で1名から宿泊することができ、泊食分離が実践されている宿泊型ゲストハウスは、宿泊旅行をより身近で気軽・容易なものにする可能性がある。特に、宿泊型ゲストハウスは、旅先での自然・文化資源だけでなく、地元の人びとや他の旅行者との出会いを創出する場として地域に存在しうる点が、今後の観光のあり方を検討する上で示唆に富むと考えられる。なお、本稿の目的を達成することで、今後の宿泊型ゲストハウスを事例とした観光研究の基礎的資料を提示できる。
著者
石川 美澄
出版者
日本観光研究学会(Japan Institute of Tourism Research)
雑誌
第32回日本観光研究学会全国大会学術論文集
巻号頁・発行日
pp.93-96, 2017-12

本稿の目的は、質問紙調査を通じて、国内におけるゲストハウスの実態を明らかにすることである。本調査は2017年6~8月にかけて行われた。その結果、ゲストハウスは、総じて旅館業法上の簡易宿所営業の許可を有していることや相部屋や交流スペースを設けていることが確認できた。また、一部のゲストハウスでは、相部屋にカプセル型ベッドを配置していることも明らかとなった。今後の課題は、2012 年に実施した同様の調査との比較分析を進めることである。
著者
石川 美澄
出版者
日本観光研究学会(Japan Institute of Tourism Research)
雑誌
第32回日本観光研究学会全国大会学術論文集
巻号頁・発行日
pp.93-96, 2017-12

本稿の目的は、質問紙調査を通じて、国内におけるゲストハウスの実態を明らかにすることである。本調査は2017年6~8月にかけて行われた。その結果、ゲストハウスは、総じて旅館業法上の簡易宿所営業の許可を有していることや相部屋や交流スペースを設けていることが確認できた。また、一部のゲストハウスでは、相部屋にカプセル型ベッドを配置していることも明らかとなった。今後の課題は、2012 年に実施した同様の調査との比較分析を進めることである。
著者
石川 美澄
出版者
観光・余暇関係諸学会共同大会学術論文集編集委員会
巻号頁・発行日
2012-06-30

第4回観光・余暇関係諸学会共同大会予稿集. p.1
著者
石川 美澄
巻号頁・発行日
2012-07-21

近年、比較的低料金で宿泊可能な宿「ゲストハウス」の増加が指摘されている。ゲストハウスは安宿と言われる一方で、地域の人々と旅行者との接点を創出したり、個々人の居場所や遊び場となっていたりする。このような現象は、宿の役割や社会におけるツーリズムの意義を考察する上で示唆に富むと考えられる。しかしながら、ゲストハウスを事例にこのようなアプローチをとる観光研究は、発表者が管見した限り見当たらない。本発表では、ゲストハウス増加の要因とその開業・運営プロセスの分析を通じて、なぜ、今、ゲストハウスが増加し、特に若年層を中心に受け入れられているのかを明らかにする。その上で、ゲストハウス増加からみえる社会的課題、とりわけコミュニティの空洞化とツーリズムに関わる課題と可能性について考察する。