著者
溝尻 征 嶋村 耕平 横田 茂 福成 雅史 斎藤 輝夫 立松 芳典 山口 祐資
出版者
宇宙太陽発電学会
雑誌
宇宙太陽発電 (ISSN:24321060)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.24-26, 2019-04-01 (Released:2019-03-20)
参考文献数
5

サブテラヘルツ帯において303GHzレクテナを開発し,ジャイロトロンを用いた無線電力伝送試験を行った.アンテナはマイクロストリップアンテナを用い,導波管-マイクロストリップライン変換回路であるフィンラインを用いてアンテナを測定し,8.32dBiの利得が得られた.IRカメラを用いてビームプロファイルを測定し,レクテナへの入力電力を見積もることでRF-DC変換効率を評価した.最大DC出力電力およびレクテナ電力密度(単位面積当たりのDC電力)は,17.1mW, 3.43kW/m2であり,RF-DC変換効率は,342mWの入力電力と130Ωの負荷抵抗において,2.17%が得られた.
著者
柿沼 薫 エンギュイエン フロリアン 福成 雅史 小紫 公也 小泉 宏之
出版者
宇宙太陽発電学会
雑誌
宇宙太陽発電 (ISSN:24321060)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.1-3, 2018-04-01 (Released:2018-04-06)
参考文献数
6

マイクロ波ロケットの実現化には高効率のビーム伝送技術が不可欠である.本研究ではその方法としてフェーズドアレイ送電アンテナによるミリ波集光を検討した.飛行高度に併せて焦点を変化させ,機体側の受電アンテナを小さくしつつ高効率な送電を行おうとするものである.結果,広い高度領域にわたり高い伝送効率が得られ,フェーズドアレイを採用しない場合に比べ,地上システムに必要なミリ波発振器の数は1/6程度となった.
著者
柿沼 薫 エンギュイエン フロリアン 福成 雅史 小紫 公也 小泉 宏之
出版者
宇宙太陽発電学会
雑誌
宇宙太陽発電 (ISSN:24321060)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.30-37, 2018-04-01 (Released:2018-07-21)
参考文献数
32
被引用文献数
4

マイクロ波ロケットなどのビーム推進打ち上げ機の実現には高効率のエネルギービーム伝送技術が不可欠である.本研究ではその方法としてアクティブフェーズドアレイ送電アンテナによるミリ波のビーム径制御を検討した.飛行高度に合わせて発信アンテナの焦点距離を変化させ,機体側の受電アンテナを小さく保ちつつ高効率な送電を行おうとするものである.電磁波伝播解析の結果,広い高度領域にわたり高伝送効率が得られ,アクティブフェーズドアレイアンテナを採用しない場合に比べ,地上システムに必要なミリ波出力は1/15程度となった.