著者
落合 のり子 山下 一也 阪本 功 濵村 美和子 福澤 陽一郎 橋本 由里 松岡 文子 恩田 晴夫 Noriko OCHIAI Kazuya YAMASHITA Isao SAKAMOTO Miwako HAMAMURA Yoichiro FUKUZAWA Yuri HASHIMOTO Ayako MATSUOKA Haruo ONDA
雑誌
島根県立大学短期大学部出雲キャンパス研究紀要 (ISSN:18824382)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.39-45, 2010-09-30

大学における健全な室内環境の確保を目的として、講義室利用時の空気中の二酸化炭素濃度を測定し、対策を検討した。在室人数が80人の講義中に、空調換気扇を作動させた状態で測定した結果、45分後に二酸化炭素濃度は1、100ppmとなり基準値(1、000ppm)を超え、換気不十分であった。対策として、非空調時の講義中は、必ず換気扇を作動させ、空気の取り入れ口として、少しだけ窓やドアを開けておく。冷暖房時には換気扇を空調換気方式に切替え、休憩時間や昼休みには、積極的に窓とドアを開け自然換気を行う。恒久的には、機械換気の能力を高める対策や講義室内の空気を対流させるなど、総合的な空気環境設計が必要である。
著者
福澤 陽一郎 飯塚 雄一 高梨 信子 狩野 鈴子 別所 聡美
出版者
島根県立看護短期大学
雑誌
島根県立看護短期大学紀要 (ISSN:13419420)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.69-75, 2003-03-31

本学の図書館は,建学の理念に基づき,大学開放の一環として図書館の学外利用者のサービスの拡充を進めてきた。今回,県内の保健・医療・福祉の従事者に対する情報センター機能としての課題を明らかにするために,学外利用の登録者の利用目的,利用頻度,利用しての満足度などの実態調査を実施した。郵送法により,1次調査(2002年8月)として,登録者の概要を141人(回収率27.4%),より詳細な2次調査(2002年9月)31人(回収率77.5%)の調査結果をまとめた。回答のあった学外利用者は,看護職が最も多く,利用頻度は年3〜4回であった。図書館の利用目的は,調べ物,文献検索,図書の借用・返却であった。目的達成度は時々もあわせて達成できたが高率であり,利用しての満足度は「満足」「やや満足」をあわせた割合が約9割であった。2次調査で,数は少ないが具体的な改善内容として「貸出冊数」「図書の返却方法」「図書の種類・冊数」「カウンターサービス」など指摘されたことをこれからの図書館づくりへの検討資料して活かしていくことが重要である。