- 著者
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福田 将史
- 出版者
- 一般社団法人 日本体育学会
- 雑誌
- 日本体育学会大会予稿集
- 巻号頁・発行日
- vol.68, pp.106_2-106_2, 2017
<p> 現在、全日本大学野球連盟に所属する26連盟の公式戦においては春季リーグ戦、秋季リーグ戦ともに勝ち点制を採用している連盟がほとんどである。勝ち点制とは、同一カードで先に2勝した方が勝ち点1を獲得する方式である。筆者は、野球の試合において、先に得点したチームの勝率について、高校野球(2009)、学童野球(2012)、社会人野球(2014)で7割以上の勝率であることを報告した。大学野球における勝ち点制においても、先勝したチームが勝ち点を獲得するのに有利になるのではないかと考えた。</p><p> 本研究では、大学野球の勝ち点制で先勝した場合の勝率について分析した結果について報告する。対象は、全日本大学野球連盟に所属する18連盟で、2005年から2015年の10年間の春季リーグ戦と秋季リーグ戦について分析した。その結果、春季リーグ戦、秋季リーグ戦ともに7割以上の勝率であることが明らかになった。</p>