著者
川口 博明 笹竹 洋 野口 倫子 秋岡 幸兵 三浦 直樹 武石 嘉一朗 堀内 正久 谷本 昭英
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.69, no.3, pp.143-146, 2016-03-20 (Released:2016-04-20)
参考文献数
16
被引用文献数
1

近年,動物の乗り物による移動の機会が増えている.動物福祉の観点から,輸送ストレスを軽減する対策が必要になってきている.今回,輸送ストレスによる乗り物酔い症状(嘔吐,流涎,元気消失)を示す11頭の犬に対して,より副作用の少ない輸送ストレス軽減のための新規鍼治療を試みた.この鍼治療は円皮鍼という貼り付けるタイプの鍼を経穴「耳尖(じせん)」に装着する簡便な方法であり,全例の嘔吐,流涎,元気消失を抑制した.今後,獣医診療に鍼治療が利用されていくことが期待される.
著者
加藤 康男 秋岡 幸 三林 浩二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.256, pp.61-64, 2005-08-25
被引用文献数
6

ユビキタス・コンピューティング時代の到来に伴い、在宅、予防医療の発展的な形態として、体温、脈拍、血糖値等の生体情報を検知するセンサを身体各所に装着して日常生活を送る提案がなされている.被験者の身体に装着した複数のセンサで検知した生体情報を被験者自身が携帯する情報端末に集約する必要があるが、情報端末と複数のセンサ間を接続するデータ伝送用ケーブルは被験者の動作を制限してしまう.被験者の身体を伝送路として用いることで、それらの問題を解決出来る.今回、被験者の身体を伝送路として用いるユビキタス人体通信を応用した脈拍計を開発したので報告する.