著者
竹中 郁夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経メディカル (ISSN:03851699)
巻号頁・発行日
vol.34, no.11, pp.173-175, 2005-11

■相談メモ 近いうちに医療訴訟の被告側証人として法廷に立つ予定なのですが、ある知り合いの医師は、患者側の弁護士から厳しい尋問をされ、ずいぶんつらい思いをしたと言っていました。私も弁護士からどのような追及をされるのか不安です。心の準備として、何か注意すべきポイントがあれば、教えてください。
著者
竹中 郁夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経メディカル (ISSN:03851699)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.167-169, 2006-01

■相談メモ 当院に患者を送ってきた医院が患者から訴えられたのですが、裁判所から当院のカルテを送付してくれないかと依頼が来ました。患者は救急の蘇生治療の末に亡くなったので、カルテ記載は乱雑です。院内で内容を整理して裁判所に送ろうかと議論しているのですが、何か問題があるでしょうか。
著者
竹中 郁夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経メディカル (ISSN:03851699)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.120-122, 2005-04

■相談メモ 以前、相談させていただいた患者との問題が長引いています。診断後に急性増悪した患者で、「初診時に見逃した」とクレームを言っていた患者ですが、2カ月に1度くらい謝罪と慰謝料を求めてやって来ます。私自身は責任がないと思っていますが、穏便に済ますためにも、謝ってしまった方がいいのでしょうか。
著者
竹中 郁夫
出版者
日本保険医学会
雑誌
日本保険医学会誌 (ISSN:0301262X)
巻号頁・発行日
vol.106, no.2, pp.103-113, 2008-06-17

ここで紹介する判決は,東京地方裁判所に平成18年に提起された平成18年(ワ)第14387号損害賠償請求事件で,平成19年5月31日に判決が言い渡されたものである。事件の概要は,眼科開業医である原告が,生命保険に加入する際の検査として,被告○○生命保険相互会社(「被告会社」)の社医である被告A(「被告A」)から採血をされたが,その採血方法及び止血処理を誤った過失により,左腕の採血部位の動脈を損傷しあるいは静脈を必要以上に損傷したとして,被告A医師と被告会社に損害賠償を請求したものである。裁判所は,採血後の経過観察不十分と認定し,損害賠償請求440万円のうち,98万円の損害賠償が認められた。