著者
秋山 康智 田中 功一 笠井 則充
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. マルチメディア通信と分散処理研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.99, no.4, pp.1-6, 1999-01-21
参考文献数
2
被引用文献数
4

情報共有型サービスにおける情報の効率的な配布を目的として、通信衛星利用データ配信システムの設計、実装を行った。今回、従来のUNIXマシン、衛星受信装置、ルータの構成であった受信装置を、PC及び衛星受信ボードに変更し、Windowsへの移植のため、制御ブログラムの再設計を行った。また従来の機能に加え、新たにIPマルチキャスト機能を採用し、実装した。また本システムでは、蓄積交換を行うことによってファイル転送を実現している。従ってファイル転送のスループットは、転送するデータサイズ、蓄積交換時のオーバーヘッド及び衛星伝達遅延に影響される。本稿では、転送するデータのサイズと転送レートの関係を評価することによって、600KB以上のデータでは、理論値の90%以上の性能が出るという、本システムの特性を明確にした。
著者
柳生 理子 秋山 康智 田中 功一 笠井 則充
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.18, pp.37-42, 2000-02-09
被引用文献数
2

情報共有型サービスにおける情報の効率的な配布を目的として、通信衛星利用データ配信システムの設計、実装を行った。今回、従来の機能に加え、データ配信中断機能、DNSを用いたISP仕様への対応に伴う配信方式の設計と実装を行った。本稿では、これらの機能の設計する上で、検討事項となった事柄と解決方法について述べる。We have designed and implemented a data distribution system using a communication satellite for attaining a high degree of efficiency. We have included two special functions in addition to standard ones for suspending data distribution and for adapting the system to servers specified by ISP using DNS. In this paper, we mainly explain those problems we have encountered during design and the approaches we have taken to solve them.