著者
篠崎 高志 下村 彰男 小野 良平 熊谷 洋一
出版者
公益社団法人 日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.63, no.5, pp.721-724, 1999-03-30 (Released:2011-07-19)
参考文献数
11

大道芸は場所的, 時間的に観客を拘束せず誰もが気軽に楽しめるという魅力がある。本研究でば大道芸空間 (大道芸が行われている場) における行動を観察し, 空間的.時間的な変化に着目して行動特性を明らかにすることを目的とした。対象地点として線的.面的の2タイプの空間から2地点ずつ4個所を想定し, 各地点において演者が同一内容の大道芸を行い.高所に設置したビデオカメラにより人々の行動を記録した。得られた画像から大道芸空間において誘発される行動とその位置に関して分析し, また, 一人一人の行動を記録し, 行動区分した。その結果人と人との相互作用, 空間の性格演者からの距離により行動が決定付けられることがわかった。