著者
米村 美奈 Mina Yonemura
雑誌
淑徳大学研究紀要. 総合福祉学部・コミュニティ政策学部 = Shukutoku University bulletin. College of Integrated Human and Social Welfare Studies, College of Community Studies (ISSN:21856346)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.39-57, 2021-03-08

淑徳大学の母体である学校法人大乗淑徳学園は,女子教育の先駆者である輪島聞声が創設した「淑徳女学校」と,長谷川良信が創設した「大乗女子学園」との合併によって設立された歴史的経緯がある。合併後,建学の精神の象徴である校名は,淑徳女学校の「淑徳」と命名された。創立者が校名に込める建学の精神は,教育機関にとって教育目標にもなる重要なものである。建学の精神をより深く理解することは,教育目標を確認することになる。本稿では,校名の「淑徳」がどのようにして採用されるに至ったのか,また,「淑徳」の教育に込められた意味を明らかにすることを目指す。
著者
長沼 洋一 長沼 葉月 名城 健二 牧野 晶哲 米村 美奈
出版者
東海大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究では、障害学生修学支援も含めたキャンパスソーシャルワーカー(以下CSW)の活用実態を明らかにすると共に、管理者の効果評価とCSW自身の活動評価を組み合わせ、実践の評価を行うことを目的とした。CSWの配置は3年前と比べてほぼ倍増していたが障害学生修学支援コーディネーターへの有資格者の活用はまだ少なかった。CSWはプランニングやモニタリング、個別支援に業務時間を割いている時には管理者の高い効果を得ていた。また学外機関との連携に積極的なCSWは管理者から多くの側面で効果を評価されていた。