著者
三木 祐二 芝 公仁
雑誌
第81回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, no.1, pp.33-34, 2019-02-28

アプリケーションはシステムコールを発行することでカーネルが提供する機能を使用する.システムコールの発行はユーザモードとカーネルモード間でのモードの遷移を伴い,発行から結果を受け取るまでの間アプリケーションはブロックされる.本稿では,システムコール並列処理機構を提案し,本機構がモード間の遷移回数を削減し,また,システムコールでアプリケーションをブロックしない非同期な処理を実現することを示す.また,本機構をシステムコールが集中的に発行されるアプリケーションに適用し,システムコールを並列に処理させることによって,マルチコア環境においてアプリケーションのスループットが向上することを示す.
著者
若間 俊旭 芝 公仁 岡田 至弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.327, pp.29-34, 2008-11-20

本報告では,2枚の画像から抽出した特徴点群を三角形分割することによって,特徴点間の対応付けを行う方法を提案する.特徴点抽出にはスケール変化や回転に不変で,照明変化等にロバストなScale Invariant Feature Transform (SIFT)を用いる.本手法は特徴点群を三角形分割し,2枚の画像間の三角形で正規化相関を計算して比較することで誤った対応を除去する.三角形分割することによって,対象自身の変形にも対応することができる.また,分割された三角形毎に処理を並列化することによって対応付けに要する時間を短縮することが可能である.実験によって本手法の有効性を示す.
著者
矢内 雅浩 橘 翔寿 芝 公仁 岡田 至弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.427, pp.141-144, 2008-01-10

博物館や美術館で展示支援システムが広く用いられているが、ユーザの興味に応じて説明内容を柔軟に提供する機能が求められている。本研究では、(1)利用者の視線推定、(2)情報端末の位置追跡によってユーザの興味を推定し、それに対応した説明内容を提供する展示支援システムについて報告する。