著者
木俣 孝一 若間俊旭 岡田 至弘
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.3, pp.49-54, 2008-01-17

本研究では、複数対象の手と顔の位置関係を重回帰分析によってモデル化する手法を提案する。これにより、Mean ShiftやCAMSHIFTを用いた追跡アルゴリズムの課題である類似した色の対象の重なりや一時的な遮蔽による追跡失敗を回復・修正できることを示す。また、手のジェスチャを用いたインタフェースの例として、手の動きに合わせて表示された画像の操作が可能なバーチャルウォールへ実装について述べる。This paper describes the way that the position of the hand and the face is modeled by Multiple Regression Analysis. Mean Shift Algorithm and CAMSHIFT Algorithm can't track the object that occluded by the other objects. But, this way modify tracking point that loses sight of the object. In addition, we implemented the Virtual Wall as a example of interface. It operates a image by user's gestures.
著者
若間 俊旭 芝 公仁 岡田 至弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.327, pp.29-34, 2008-11-20

本報告では,2枚の画像から抽出した特徴点群を三角形分割することによって,特徴点間の対応付けを行う方法を提案する.特徴点抽出にはスケール変化や回転に不変で,照明変化等にロバストなScale Invariant Feature Transform (SIFT)を用いる.本手法は特徴点群を三角形分割し,2枚の画像間の三角形で正規化相関を計算して比較することで誤った対応を除去する.三角形分割することによって,対象自身の変形にも対応することができる.また,分割された三角形毎に処理を並列化することによって対応付けに要する時間を短縮することが可能である.実験によって本手法の有効性を示す.