著者
茨木 正治
出版者
北陸大学法学会
雑誌
北陸法学 = Journal of law and political science (ISSN:09199640)
巻号頁・発行日
vol.3, no.4, pp.81-103, 1996-03-15 (Released:2016-05-24)

2 0 0 0 OA 感情と政治

著者
茨木 正治
出版者
日本法政学会
雑誌
法政論叢 (ISSN:03865266)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.93-111, 2008-05-15

This essay is intended to investigate the relationship between politics and emotions in terms of the role that mass media takes in activating emotions in public. Reviewing the studies on politics and emotion and on emotions in mass media, there were some useful insights to me in conducting my research. Recent investigations in emotion and politics have demonstrated that emotion is considered to have priority over reason in politics. The major result from recent studies on mass media and emotion has been that media framing is available to analyze the evocative function of mass media to politics on the micro level as much as media event research is on the macro level.
著者
茨木 正治 Ibaragi Masaharu 東京情報大学総合情報学部 Faculty of Informatics Tokyo University of Information Sciences
雑誌
東京情報大学研究論集
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.75-88, 2019-03-01

政治における言葉の働きを、レトリックに焦点を当てて先行研究を整理し、ネット社会における「政治とことば」の関係を模索する手がかりを求める。伝統的レトリックとその継承が説得の効果を前提としてその技法に重点を当てていたのに対して、20世紀のマス・コミュニケーション理論、および近年の認知革命の影響を受けて登場した「言説」社会心理学は、ことばの「意味」や「効果」は、送り手や受け手の相互作用によって決まるものを強調した。この指摘は議論の余地はあるものの、コミュニケーション内容と表現との関係を見直す契機が生れ、そこにまた政治とことばにみられる権力関係の不透明化を考える手掛かりが生ずるとも考えられる。
著者
茨木 正治
出版者
日本出版学会
雑誌
出版研究 (ISSN:03853659)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.25-49, 2013-03-20 (Released:2019-03-31)
参考文献数
84

この論文は,2000年から2012年の12年間に『出版研究』掲載論文,「出版学会賞」受賞作品,隣接諸学会誌掲載の雑誌に関する論文を対象に,量的・質的な内容分析を行い,この時期の傾向を概説した.その結果,研究対象の多様化,歴史研究の知見からの(受容)環境への意識化,組織・産業研究の集合・調査データの分析の精緻化といった特徴から,雑誌の「内容研究」は進展したが,雑誌の本質についての議論は見出しにくかった.