著者
金 哲鎬 藤井 衛 品川 恭一 伊集院 博 高田 徹 松下 克也 小川 正宏
出版者
公益社団法人 地盤工学会
雑誌
地盤工学ジャーナル (ISSN:18806341)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.195-205, 2012 (Released:2012-03-28)
参考文献数
22
被引用文献数
4 2 3

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により,戸建住宅における地盤の液状化に対する対策工法の必要性が社会的に高まりつつある。本論文では,これからの液状化対策のために,液状化の被害を受けた戸建住宅の宅地地盤に焦点を絞り,86地点のスウェーデン式サウンディング試験や三成分コーン(CPT)試験結果をもとに既存の液状化評価手法の検証を行った。また,160件の液状化被害を受けた事例をもとに,地盤補強を実施した戸建住宅の傾斜の状況や傾斜角と補修方法との関連性を整理した。以上の結果をもとに,液状化が生ずるような地盤における適切な地盤補強工法についてその設計の考え方を示した。
著者
藤井 衛 田村 昌仁 黒柳 信之 伊集院 博 住友 義則 後藤 年芳
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文集 (ISSN:13404202)
巻号頁・発行日
vol.71, no.610, pp.91-98, 2006

We performed the plate loading test and investigated the influence that the plate compacter and the tamping rammer gave to the compaction on the ground. As a result, we found that the use of plate compacter was appropriate on extremely soft ground with a bearing capacity of less than 30kN/m^2. And the use of tamping rammer was appropriate on normal ground with a bearing capacity of more than 30kN/m^2. And we found the impact acceleration test was efficient for evaluating the effect of compaction procedures on the foundation of detached house.