- 著者
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由井 正敏
工藤 琢磨
藤岡 浩
柳谷 新一
- 出版者
- 岩手県立大学総合政策学会
- 雑誌
- 総合政策 (ISSN:13446347)
- 巻号頁・発行日
- vol.3, no.1, pp.1-9, 2001-07
- 被引用文献数
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わが国のイヌワシの繁殖成功率は近年低下しており、その原因としてうっぺいした森林の増加が推測される。イヌワシは疎開地や森林内のギャップで狩りを行うため、うっぺいした森林は不適である。このため、秋田県田沢湖町のイヌワシ営巣地を囲む二次林地帯に1-2haの小規模疎開地6ヵ所を伐採造成し、非営巣期のイヌワシの採餌行動の変化を調査した。その結果、造成疎開地における採餌行動頻度は対照区に比べ有意に増加し、その有効性が確かめられた。