著者

藤崎 康彦

出版者

跡見学園女子大学

雑誌

跡見学園女子大学人文学フォーラム = JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF LITERATURE (ISSN:13481436)

巻号頁・発行日

no.11, pp.92-105, 2013

著者

藤崎 康彦

出版者

跡見学園女子大学

雑誌

跡見学園女子大学文学部紀要 (ISSN:13481444)

巻号頁・発行日

vol.36, pp.39-55, 2003-03-15

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男性,女性の他に「第三のジェンダー」を認識する文化があるという主張が,文化人類学的研究の一部でなされることがある。本稿はその理論的意味を考えることを目的として,具体的な民族誌のレベルで検討を行い,いかなる条件で,またどのような理論的意味合いで「第三のジェンダー」が可能かを考察する。具体的には男でもない,女でもないというカテゴリーがある点で共通な社会である,インドのヒジュラとアメリカ先住民のベルダーシュ,特にナバホ族のそれを検討した。ヒジュラの場合には呪術-宗教的機能が明瞭であり,かつはっきりとしたイニシエーションがある。他と区別される地位が与えられる。これに対してナバホのベルダーシュの場合はより日常的な存在であり,特別に他と区別されるような地位が与えられるようには見えない。しかし全く聖なる性質が認識されていないわけでもない。地位自体がじつは暖昧である。暫定的なまとめとして,むしろ仮説的ではあるが,西欧的な「二元的対立」に基づくジェンダー観を有する文化では,例えば性的に暖味な「間性」は通常のジェンダーカテゴリーには納まりにくく,「聖なる」存在と位置付けられるのではないか。それに対してそのような二元的対立が緩やかで,異なる性/ジェンダー観を持つ社会の場合は,「第三のジェンダー」カテゴリーも認識する可能性があるのではないか,と考える。

著者

藤崎 康彦

出版者

跡見学園女子大学

雑誌

跡見学園女子大学人文学フォーラム (ISSN:13481436)

巻号頁・発行日

vol.11, pp.92-105, 2013-03-15

著者

藤崎 康彦

出版者

跡見学園女子大学

雑誌

コミュニケーション文化 = COMUNICATION IN CULTURE (ISSN:18818374)

巻号頁・発行日

no.5, pp.17-27, 2011

著者

藤崎 康彦

出版者

跡見学園女子大学

雑誌

跡見学園女子大学文学部紀要 (ISSN:13481444)

巻号頁・発行日

no.47, pp.23-41, 2012-03

著者

藤崎 康彦

出版者

跡見学園女子大学

雑誌

コミュニケーション文化 (ISSN:18818374)

巻号頁・発行日

vol.6, pp.59-64, 2012-03-18

著者

藤崎 康彦

出版者

跡見学園女子大学文化学会

雑誌

フォーラム (ISSN:02883295)

巻号頁・発行日

vol.3, pp.41-49, 1985-03 (Released:1985-00-00)

著者

藤崎 康彦

出版者

跡見学園女子大学

雑誌

跡見学園女子大学文学部紀要 = JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF LETTERS (ISSN:13481444)

巻号頁・発行日

no.54, pp.23-43, 2019-03

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台湾では今世紀初め、あるいは前世紀末頃から、政府の施策で大気汚染防止を目的に、寺廟での参詣に際し、香を点し金紙を焼く量を減らす「環保祭祀」が行政主導で推進されている。二〇一七年夏には、これに疑念を呈する寺廟のグループが台北で集会をし、SNSでの情報が拡散していたので、多くの参加者を集め、メディアも注目することとなった。日本でもそれが報じられ、筆者も知るところとなった。筆者は台湾の寺廟でシャーマン的な儀礼などを過去において観察していたので、環保祭祀などが寺廟と信者に及ぼす影響に改めて興味を抱いた。本稿は二〇一八年三月と九月に訪台し、寺廟を訪ねて、観察したときの記録に基づき、寺廟での実際の様子を記述したものである。廟での様々な儀礼的実践と、信者の行動についての記述は、本稿の続編に収め、本稿は事実の確認に徹して記述をした。

著者

藤崎 康彦

出版者

跡見学園女子大学文化学会

雑誌

フォーラム (ISSN:02883295)

巻号頁・発行日

no.3, pp.41-49, 1985-03

著者

藤崎 康彦

出版者

跡見学園女子大学

雑誌

跡見学園女子大学人文学フォーラム (ISSN:13481436)

巻号頁・発行日

no.15, pp.128-141, 2017

著者

藤崎 康彦

出版者

跡見学園女子大学

雑誌

跡見学園女子大学人文学フォーラム = JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF LITERATURE (ISSN:13481436)

巻号頁・発行日

no.15, pp.128-141, 2017-03

著者

藤崎 康彦

出版者

跡見学園女子大学

雑誌

コミュニケーション文化 (ISSN:18818374)

巻号頁・発行日

vol.9, pp.130-137, 2015-03-20

著者

藤崎 康彦

出版者

跡見学園女子大学

雑誌

コミュニケーション文化 (ISSN:18818374)

巻号頁・発行日

vol.4, pp.169-188, 2010-03

著者

藤崎 康彦

出版者

跡見学園女子大学

雑誌

跡見学園女子大学文学部紀要 (ISSN:13481444)

巻号頁・発行日

no.43, pp.1-18, 2009-09

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これまでのベルダーシュ研究は、「ベルダーシュとされる諸個人」の(セクシュアリティに関わる)特性や︑それらの諸個人の処遇に関わるベルダーシュという制度の「社会的機能」の考察に比重がかかっていたと思われる。しかし、それらによってはベルダーシュの本質は明らかにされてこなかった。本稿では、性の本質は生殖にあるとする根本的な認識から、生殖に関与しない、あるいはそれから疎外された存在であるベルダーシュによって社会全体の豊饒性がむしろ増大すると期待されていること、すなわち生殖力に関する一種の象徴的逆転こそが「ベルダーシュという制度」の本質であることを論ずる。