著者
藤崎 康彦
出版者
跡見学園女子大学
雑誌
跡見学園女子大学文学部紀要 = JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF LETTERS (ISSN:13481444)
巻号頁・発行日
no.54, pp.23-43, 2019-03

台湾では今世紀初め、あるいは前世紀末頃から、政府の施策で大気汚染防止を目的に、寺廟での参詣に際し、香を点し金紙を焼く量を減らす「環保祭祀」が行政主導で推進されている。二〇一七年夏には、これに疑念を呈する寺廟のグループが台北で集会をし、SNSでの情報が拡散していたので、多くの参加者を集め、メディアも注目することとなった。日本でもそれが報じられ、筆者も知るところとなった。筆者は台湾の寺廟でシャーマン的な儀礼などを過去において観察していたので、環保祭祀などが寺廟と信者に及ぼす影響に改めて興味を抱いた。本稿は二〇一八年三月と九月に訪台し、寺廟を訪ねて、観察したときの記録に基づき、寺廟での実際の様子を記述したものである。廟での様々な儀礼的実践と、信者の行動についての記述は、本稿の続編に収め、本稿は事実の確認に徹して記述をした。

言及状況

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台湾の「環保祭祀」と民俗宗教―寺廟編 https://t.co/gs0slTr9LP 滿有趣的研究。為台灣近年推廣的環保祭祀做了生動的紀錄。不過這篇專注在「焚燒」上,聲音的環保倒是沒有提到。

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