著者
褚 冲 大谷 美智子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.210-215, 2019-05-01 (Released:2019-05-01)

特許調査と分析におけるデータの使い方は,今後データサイエンス技術が日進月歩していく中で,情報を集めることだけではなく,よりビッグなデータの効率的かつ俯瞰的な使い方が求められるようになる。情報を入手する,関連性の高い情報を抽出する,抽出された情報を解読する,解読した情報をアイディアに変換する,各々のステップにおいて,情報プラットフォームが,効率よくデータを“さばき”,利用者をサポートすることが強く求められている。本稿では,DWPIとDerwent Innovation搭載のスマートサーチとテキストクラスタリングを組み合わせた特許情報の活用方法を紹介する。
著者
宮田 和彦 褚 冲
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.73, no.11, pp.514-519, 2023-11-01 (Released:2023-11-01)

DWPIは,Clarivate社が提供する特許コンテンツで,様々な観点でデータのキュレーションを行い,付加価値を有する情報を提供している。独自の特許ファミリー構造,カテゴライズされた抄録,出願人や技術分野インデックスなど,AIを含むテクノロジーを活用しながら,キュレーションシステムを維持してきた。一般に,AIからの出力は,ベースとなるモデルやコンテンツにその品質や信頼性が依存する。昨今,様々な領域で生成系AIの利活用が模索される中,知的財産分野でも信頼される高品質なAIが求められており,Clarivateでは,長い歴史の中で培ったDWPIキュレーションの仕組みをAI技術と融合させることで,それを実現させていく。
著者
棚橋 佳子 褚 冲 澤谷 弾
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第17回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.49-53, 2020 (Released:2020-06-19)

本研究では、基本特許数、成功率、グローバル率、影響度の4つの指標に基づいて、9年間にわたり世界のトップ100機関を毎年特定しているDerwent Top 100 Global Innovatorの各年の結果をまとめ、2014年―2020年の7年の経年変化を調査した。Top 100に入るには、出願者全体の中で、4つの指標がどの指標においてもバランスよく良い位置を占めることが要求される。9年間のTop100の総合点は上昇続け、特許数とグローバル性で抜きんでていた大企業も、出願すべき特許を厳選し、影響力を与える特許を出すこと、特許のエコシステムを牽引することが要求されるつつある。9年間における100社選出は日米の企業が拮抗する中、2国で70%を占めてきた。しかしながら、出願者数や特許数そのものが増加し続ける中、4つの指標の重みが変わってきた。トップの情勢が変わりつつあることを2020年のレポートで考察する。