著者
名井 康人 大鶴 祥介 宮本 照雄 米田 俊之 大重 豊実 西野 功 鈴木 文雄 田中 正明 友田 利正 奥田 滝夫 小泉 寿男
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.18, no.80, pp.79-84, 1994-12-16

人間の視覚特性に適合した新方式の液晶プロジェクタを開発した。これは、テレビ映像信号の輝度、色信号を処理して輝度画像、色画像を別個の液晶パネルで再生した後、光学的に重畳させることによりカラー映像を得るものである。人の目は輝度画像の解像能力に比較して、色画像に対する解像能力が低いため、色画像用として解像度の低い液晶パネルが使用でき、実用的なプロジェクタが低価格で実現できる。プロジェクタ光学系として偏光ビームスプリッタによる光源光の分離、合成を行う方式を採用し、対角1.3インチの小さなパネルを用いて、中心照度600ルクス(40インチ換算)の高い値が得られた。
著者
八嶋 昇 興野 登 石田 雅之 石田 禎宣 西野 功 竹内 伸次
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響
巻号頁・発行日
vol.94, no.464, pp.15-20, 1995-01-27

音導型スピーカに対し、ディジタル信号処理を適用し、スピーカユニット前面に配正された音響管で生じる音響共振の影響を取り除く再生方式について検討を行った。ディジタル信号処理では、音導型スピーカの音圧周波数特性と位相周波数特性の逆特性を実現するFIR型ディジタルフィルタを構成し、入力信号の補正を行う。その結果、ディジタルフィルタを含む総合再生特性は音圧周波数特性がほほ平坦で、位相周波数特性が補正前と比較し大幅に改善された。さらに不要な残事成分の再生も抑制することができた。