著者
角 隆一
出版者
研究・イノベーション学会
雑誌
研究 技術 計画 (ISSN:09147020)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.151-160, 2017-07-28 (Released:2018-01-26)
参考文献数
15

NTT's laboratories were established in 1948 as the Electrical Communication Laboratories of the Ministry of Communication, four years later in 1952 became the Electrical Communication Laboratories of the Nippon Telephone and Telegraph Public Corporation. It continues to exist after privatization and reorganization.In this paper, we summarize the R & D strategy after 1952.Changes in NTT's R & D strategy were (1) monopoly era (1952–1985), (2) competition era (1985–1999), (3) era of open (1990–2014), (4) B 2 B 2 X era (2014 Year). And we introduce how to proceed R & D in each era, along with examples.
著者
両角 隆一 堀 正二 西村 恒彦
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.28, no.Supplement1, pp.23-28, 1996-02-20 (Released:2013-05-24)
参考文献数
18

拡張型心筋症(DCM)において慢性期治療の前後でMIBGシンチを実施し,心不全に対する治療効果と本画像所見との関係を多施設共同研究により検討した. 【対象】D C M 2 4 例( 6 0 ± 1 1 歳, N Y H A I I~III),内βプロッカー療法群18例(β群),その他の治療群6例(A群).【方法】慢性期治療前および開始後3カ月目以降にMIBG心筋シンチを実施した.123I-MIBG 111MBq静注後15分と4時間目にSPECTと胸部正面Planar像を撮像した.Planar像では,関心領域を設定し,心臓/上縦隔集積比(H/M)および心臓洗い出し率(%WR)を算出した.SPECTでは,局所集積を4段階のdefect scoreを用いて視覚的に定量評価した.また,心エコー図から左室内径短縮率(%FS)を得た.【結果】H/Mは,A群の初期像で有意な増加が認められた以外には明らかな変化は認められなかった.一方,%WRは,両群で有意な低下を示した.β群では,初期像・後期像ともにDSに明らかな改善を認めたのに対し,A群ではいずれにおいても明らかな変化が認められなかった.【結果】内科的治療による心機能の改善とともに心筋MIBG集積も改善した.その変化は,βプロッカー療法と他の治療法とでは異なっている可能性が示唆された.