著者
近内 亜紀子 浅地 哲夫 小田野 直光
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSS, 安全性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.319, pp.1-4, 2008-11-19

現在,空港の保安検査としては,X線を用いた手荷物検査及び金属探知を用いた旅客検査が行われている.しかしながら,X線検査は手荷物内物質の形状及びX線透過率から爆薬の有無を判断するため自動判定が困難であり,金属探知においては非金属の隠匿武器等を検出できないという課題がある.海上技術安全研究所においては,現行の検査手法の課題を解決する技術として,核四重極共鳴(NQR)を用いた爆薬検知技術及び,ミリ波を用いた非金属隠匿武器等の検知技術の研究開発を行った.各技術を用いた検査装置試作機を製作し羽田空港保安検査場において実証試験を行った結果,その有用性が示された.
著者
村上 英樹 小林 祐記 大島 洋紀 小田野 直光 澤田 健一 大西 世紀 近内 亜紀子 奥田 博昭 村木 克行
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集 2006年春の年会
巻号頁・発行日
pp.56, 2006 (Released:2006-04-06)

珪藻土は、多孔体であると同時にSiO2を主成分とするため、耐熱性を持つ。また、溶液化したジルコニウムやハフニウムと親和性があり、フッ化水素酸を除く酸性溶液にも耐性があるため、これら元素及びホウ素など、放射線遮蔽効果を持つ元素の添加が容易である。本研究では、珪藻土の放射線遮蔽素材としての適性を評価した。