- 著者
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             土居 安子
             
             遠藤 純
             
             小松 聡子
             
             酒井 晶代
             
             三宅 興子
             
             浅岡 靖央
             
             伊藤 元雄
             
          
- 出版者
- 一般財団法人大阪国際児童文学振興財団
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2011 
        本研究は、明治期の代表的な出版社である博文館の編集者・作家であった故・南部新一(1894~1986)の書簡を調査・研究することである。その成果として、まず、南部書簡を整理、撮影、データ化し、書簡の概要データをホームページで公開することによって、近代文学、児童文学、出版史等の基礎資料の整備ができた。そして、書簡の中から巖谷小波、木村小舟、池田文痴菴、博文館館員等の書簡について研究することで、博文館の児童雑誌の編集、明治・大正・昭和期の児童文学・児童文化の一端を明らかにすることができた。これらの成果は日本児童文学学会、及び当財団紀要で報告し、従来の児童文学研究の枠を広げ、深めることができた。