著者
酒見 真 シュエジュ ウシュエン 池田 心
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2022論文集
巻号頁・発行日
vol.2022, pp.227-234, 2022-11-04

格闘ゲームは参入障壁の高いゲームジャンルの一つであり,本稿では「読み合い」と呼ばれる駆け引きに関して,習得するまでの過程が困難であることが大きな原因の一つであると推察した.初心者の読み合い習得が困難な原因に,リアルタイム性による思考時間の短さや,キャラクタの操作に不慣れな点があると考えた. そこで,格闘ゲーム初心者が読み合いを理解・習得する過程を支援するシステムを提案する.提案システムは,自作したゲームとそれを通じてプレイされるカリキュラムから構成される.自作ゲームはじゃんけんをベースとし,手の価値に差がある点や状況毎に手の価値が変化する点など,格闘ゲームの読み合いに必要な要素を取り込んだ.カリキュラムは読み合いの習得を目的とし,読み合いに必要な考え方を実践する複数の相手との対戦を通じそれらを学ぶ.カリキュラム評価のための被験者実験の結果,想定の実験時間が終了してもカリキュラムは完遂されず,修了条件やヒントの出し方に課題が残る結果となった.
著者
酒見 真歩 中桐 斉之
雑誌
第82回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, no.1, pp.571-572, 2020-02-20

大学生の約9割が先延ばし行動を経験している、と言われている。先延ばし行動の改善には、タスクのハードルを下げることが一番有効であるのではないか、と予想した。そこで、タスクを細分化し、サブタスクをこなすごとにポイントが貯まり、貯まったポイントを使って自分が設定したご褒美と交換することができる、といった簡単なゲーミフィケーション要素を含むタスク管理システムによる実験を行ったところ、タスクの早期着手に効果があることが明らかになった。しかし、タスクの早期完了の効果は得られない点、現実のご褒美に改善の余地がある点が明らかになった。そこで、本研究ではタスクの早期完了に焦点を当て、システムの改善・実験を行い、本システムの使用によって 、先延ばし行動改善に効果が期待できるのかどうかを明らかにする。