著者
佐藤 慎二 佐々木 則子 野木 真一
出版者
東海大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

皮膚筋炎(Dermatomyositis: DM)に見出された抗CADM-140/MDA5抗体(抗MDA-5抗体)は,治療抵抗性で予後不良の急速進行性間質性肺炎(rapidly progressive interstitial lung disease: RP-ILD)と密接に関連することがあきらかになっている.本研究での同病態における各種サイトカインレベルの検討でIL-6がより重要な役割を果たしている可能性が示唆された.また,臨床的には抗MDA5抗体価がRP-ILDを併発したDMの短期的な予後予測や長期的な再発予測に有用である可能性が示唆された.