著者
水上 雅博 Lasguido Nio 木付 英士 野村 敏男 Graham Neubig 吉野 幸一郎 Sakriani Sakti 戸田 智基 中村 哲
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
pp.DSF-517, (Released:2015-12-15)
参考文献数
23
被引用文献数
4

In dialogue systems, dialogue modeling is one of the most important factors contributing to user satisfaction. Especially in example-based dialogue modeling (EBDM), effective methods for dialog example databases and selecting response utterances from examples improve dialogue quality. Conventional EBDM-based systems use example database consisting of pair of user query and system response. However, the best responses for the same user query are different depending on the user's preference. We propose an EBDM framework that predicts user satisfaction to select the best system response for the user from multiple response candidates. We define two methods for user satisfaction prediction; prediction using user query and system response pairs, and prediction using user feedback for the system response. Prediction using query/response pairs allows for evaluation of examples themselves, while prediction using user feedback can be used to adapt the system responses to user feedback. We also propose two response selection methods for example-based dialog, one static and one user adaptive, based on these satisfaction prediction methods. Experimental results showed that the proposed methods can estimate user satisfaction and adapt to user preference, improving user satisfaction score.

1 0 0 0 脊椎過敏症

著者
小野村 敏信
出版者
医学書院
雑誌
medicina (ISSN:00257699)
巻号頁・発行日
vol.14, no.13, pp.2302-2303, 1977-12-10

脊椎過敏症とは 背痛あるいは棘突起部の自発痛や圧痛を主訴として受診する患者のなかで,これらの愁訴以外の理学的所見に乏しく,予後も良好であるものが比較的多いことはよく知られている.このような病態は,脊椎過敏症あるいは棘突起痛と呼ばれ,臨床上きわめて頻度の高いものである.一方,種々の脊椎疾患や内臓疾患の場合に,臨床症状の一つとして棘突起部の疼痛(圧痛,叩打痛,運動痛など)をきたすことは多く,これらの疾患と脊椎過敏症とを鑑別することは,腰背痛患者の診断に際して常に念頭におかなければならない. 統計的にみると,本症は20歳代の女子とくに事務労働者や主婦に圧倒的に多く,平背や円背などのなんらかの不良姿勢や背筋の萎縮をもつ場合の多いことが特徴的である.原因としては未だ明らかでない部分も多いが,自律神経失調,内分泌異常,関連痛,いわゆる付着部痛,ヒステリーなどがあげられている.好発年齢その他からみると心因性要因を含めた素因の存在も否定できないが,臨床的な特徴からは,棘突起に付着する筋・腱・靱帯などの張力が発痛と関係が深いと思われる.姿勢異常や背筋のfibrosisは腱・靱帯付着部に持続的なtensionを加え,局所の発痛素因を高めると考えられる.本症の予後は良好であり,数ヵ月ないし数年の間に自然寛解をみるのが普通である.
著者
三浦 剛史 松本 常男 野村 敏 田中 伸幸 清水 建策 粟屋 ひとみ 塚本 勝彦 松永 尚文
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.361-367, 1999-08-20
被引用文献数
4

当科に入院したIII,IV期肺癌患者73例に対する病状説明の過去2年間の内容を検討した.肺癌であるということは全体の71%で患者本人に伝えられていたが,予後について説明されたのは11%に過ぎなかった.入院時のアンケート調査では患者本人の91%が告知希望であったが,52%の家族は反対していた.患者,家族ともに告知を希望していた群では全例で病名が伝えられていた。本人の希望はあるものの当初は告知に反対であった家族の59%で説得に成功して病名告知がなされた,非告知の症例では腺癌およびPS2以上の症例が比較的多かった.