著者
森下 孟 倉澤岩雄 鈴木彦文 永井一弥 東原義訓
出版者
国立大学法人 情報系センター協議会
雑誌
学術情報処理研究 (ISSN:13432915)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.48-55, 2016-09-27 (Released:2018-08-27)
参考文献数
15

信州大学教育学部附属学校園の校内ネットワーク環境整備では,①利用対象者別に分けられたネットワークの敷設,②附属学校園間での情報端末の相互利用,③学外の第三者による不正アクセスの防止が技術的な課題となっていた.そこで,①IEEE802.1Qによる論理的な分離,②ホストアドレスの範囲拡張による共有,③認証システムによるアクセス制御を施し,無線LAN環境を構築した.その結果,情報端末による動画の一斉視聴時にデータスループットの低下がみられたため,無線LANアクセスポイントの帯域幅を拡張したが,これ以外の恒常的な利活用のなかで著しいデータスループットの低下や電波干渉などによる無線LAN への接続不良などは発生しておらず,同時かつ安定的にネットワーク運用することを実現している.
著者
森下 孟 茅野 基 鈴木 彦文 永井 一弥 新村 正明 矢部 正之
出版者
国立大学法人 情報系センター協議会
雑誌
学術情報処理研究 (ISSN:13432915)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.70-81, 2011-09-14 (Released:2019-01-24)
参考文献数
8

本研究では,既設の大学間遠隔講義システム及び遠隔講義収録・配信システムの問題点を解決するため,「遠隔講義接続・切断の自動化」「講義コンテンツ配信の自動化」「カメラの遠隔制御」「コントロールプログラムのiPad対応」の4要件を満たすシステム及び機能を構築・実装し,より効果的・効率的に通常の対面講義でのネットワーク配信を可能にすることを目的とした.本研究の結果,既設システムの問題点をそれぞれ解決・改善することができたが,講義コンテンツの自動配信では「プロキシサーバ環境下で視聴できない」,カメラの遠隔操作では「操作の煩雑さや柱の陰にいる受講生を捉えることができない」といったシステム面・運用面での新たな問題点が明らかになった.
著者
新井 凪 鈴木 彦文 小形 真平 岡野 浩三
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2021-IOT-55, no.1, pp.1-8, 2021-08-30

ネットワークの構築や構成変更において,その作業手順書を作成する開発者の負担が高いという問題がある.そのため従来から,ネットワーク機器設定コマンド(機器設定コマンド)からなるネットワーク機器設定手順(機器設定手順)を含んだ作業手順書を作成支援する方法が提案されてきた.しかし,多種多様なネットワーク構成に対応しやすい拡張性の高い方法は未だ確立されていない.その方法の確立に向けて本研究では,ネットワーク構成の設計を表す拡張性の高い厳密な仕様記法を確立し,この記法に準拠した設計仕様に基づいて作業手順書を自動生成する手法の確立を目的とする.本稿では,変更前後のネットワーク構成における設計仕様間の差分(変更差分)に基づき変更分の機器設定手順を自動生成する方法に焦点を当て,手法を検討した結果を報告する.また,小規模なネットワークの構成変更を事例として提案手法を適用した結果,期待された構成に変更できる機器設定手順が得られたことを確認した.
著者
藤岡 碧志 岡崎 裕之 鈴木 彦文
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2021-IOT-54, no.7, pp.1-7, 2021-07-02

日々の研究データを管理するためのシステムとして Nii が GakuninRDM というサービスの提供を開始した.GakuninRDM は一般的なオンラインストレージサービスをと同様に扱うことができ,バージョン管理や外部サービスとの連携も可能となっている.しかし,同サービスが掲げている「研究データ管理による研究推進と研究公正」を達成するためには機能が不十分であると考えた.そこで我々は外部サービスとして NextCloud を選択し,その上にレビュー機能・RDM ヘ登録するファイルヘの署名付与を行うカスタムアプリケーションを構築し,運用することで研究データの再利用と研究公正に有用か検討を行う.