著者
酒井 昭嘉 若杉 友貴 浜田 聡 鈴木 敏行
出版者
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
雑誌
医学検査 (ISSN:09158669)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.354-359, 2016-05-25 (Released:2016-07-10)
参考文献数
3

臨床検査は診断効率をあげるうえで有用であり,医療を行っていくうえでは必要不可欠な存在である。しかし臨床検査室を取り巻く環境は厳しさを増しており,検査項目の包括化が進んでいる。このような状況の中,包括検査や同時併用による制限を考慮せず臨床検査が行われている。当院では電子カルテからの臨床検査オーダー時に同一日の複数回チェック,同時オーダー不可チェック,関連項目の上限チェックを行ってきた。今回,検査項目ごとの期間チェック機能を追加し,設定期間内であればワーニングを表示するシステムへ変更を行った。この機能の導入により過剰検査の抑制を行うことができた。