著者
村井 梨沙子 荻原 朋子 長登 健
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集 第68回(2017) (ISSN:24241946)
巻号頁・発行日
pp.261_1, 2017 (Released:2018-02-15)

ゴール型ゲームにおけるサッカーでは、足でボールを操作することの難しさから、ゲーム中の状況判断が難しいことや、意図的ではないキックが頻発すること、さらに、ボールに触れることなくゲームが終わってしまうことも少なくないという指摘がある。そのため、ボールを蹴る・止める動作を確実に保障できる教材を実践することが求められている。 そこで本研究では、攻守分離された状態でボールを足で扱う「フロアキックボール」(井上,2016;小畑,2016)を参考に教材を再構成し、その教材を用いることで、児童のボールを蹴ったり止めたりする技能を高め、効果的に学習内容を身に付けさせることができるか検証した。対象者は千葉県内N小学校4年生37名であった。毎時間のメインゲームの映像を撮影し、ゲームパフォーマンス(パス、トラップ、シュート、シュートまでの所要時間等)について、映像分析ソフトStudio Codeを用いて分析した。その結果、相手の間やコートの隅を狙ってシュートを蹴る児童が見られるようになった。詳細な結果と考察は、当日発表する。