著者
阪井 俊文
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.78, no.4, pp.390-397, 2007-10-25 (Released:2010-07-16)
参考文献数
23
被引用文献数
2 1

The relationship between sexism and mate preference was investigated to elucidate characteristics of sexist courtship styles. A relationship with an opposite-sex partner is a contradiction for sexist individuals because they seek an opposite-sex partner despite their discriminatory attitudes and beliefs regarding the opposite sex. Therefore, this study hypothesized that there would be a tendency for sexist individuals not to seek emotional bonds with their partners, but to seek egocentric and instrumental relationships. Questionnaires were administered to university students (n=400). The results indicated that male sexists tended to emphasize the partner's physical attractiveness and female sexists tended to emphasize the partner's financial situation, physical attractiveness, and the desire for short-term relationships. These results were discussed in terms of sexist adaptation to opposite-sex relationships.
著者
阪井 俊文 中村 晋介
雑誌
福岡県立大学人間社会学部紀要 (ISSN:13490230)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.21-31, 2018-09-30

本研究の目的は、青年期女性の恋愛観を測定するための尺度を作成することである。これまでにも、同様の試みは数多く行われているが、先行研究の問題点を指摘した上で、それを改善することで現代の青年期女性に適合する尺度項目を選定し、大学生と専門学校生を対象にして質問紙調査を実施し、1341名の回答を得た。因子分析の結果、「恋愛向上志向」「恋愛苦悩志向」「恋愛没入志向」「恋愛享楽志向」「恋愛実利志向」「友愛志向」の6因子が抽出され、統計的にその妥当性も確認された。また、いくつかの因子は専門学校生と大学生で結果が異なっており、これらの恋愛観の個人差に、階層などの社会的要因も影響していることが示唆された。今後は、この尺度を活用することで、心理的要因と社会的要因の双方について、個人の恋愛観に及ぼしている影響が解明されることが期待される。
著者
阪井 俊文
出版者
北九州市立大学
巻号頁・発行日
2012

当論文は、雑誌の内容分析を通じて、現代における恋愛の特徴を、「消費社会化」「ジェンダー」「社会階層」を切り口にしつつ解明することを目的としたものである。
著者
阪井 俊文
出版者
北九州市立大学
巻号頁・発行日
2012-09-24

当論文は、雑誌の内容分析を通じて、現代における恋愛の特徴を、「消費社会化」「ジェンダー」「社会階層」を切り口にしつつ解明することを目的としたものである。