著者
隈 久雄 高野 香子 萩原 正浩 渡辺 泉
出版者
帝京平成大学
雑誌
帝京平成大学紀要 (ISSN:13415182)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.25-32, 1997-12-28

病院情報システムのアーキテクチャとしては, 分散システムが適しているが, 集中システムよりも複雑なために, 保守や拡張性に問題が生じる可能性が高い。オブジェクト指向は, 各オブジェクトがプロセスの中で独立に動作し得る概念であり, 論理的な概念によって分散システムをとらえる仮想分散システムの構築に適している。本紀要第8巻第2号において, 病院の各部門情報システムは, 他部門システムからの自律性が尊重され, 医学の進歩に合わせて, 常に改良・拡張できるフレキシビリティに富んだシステムであることが必要であると論じたが, 本号では, 上記の問題に対する具体的な解決策として, 自律分散型総合病院情報システムのシステム設計にオブジェクト指向によるシステム設計法を応用することを提案し, ADITHISプロトタイプのシステム分析に適用した結果を報告している。
著者
隈 久雄 宮崎 尊博
出版者
帝京平成大学
雑誌
帝京平成大学紀要 (ISSN:13415182)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.47-53, 2002-12-25

Although study on the machine sign language translation in Japan has begun more than ten years ago, and has made much progress so as to put some products on the market, most of which translate Japanese to sign languages word by word. However, these are different from the sign language used in daily conversation, because Japanese language structure has not been analyzed enough to apply for sign language translation. This report describes algorithms for morpheme analysis and syntactic generation, which are developing for a Japanese sign language translation.