著者
山根 宏 青木 忠一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EE, 電子通信エネルギー技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.150, pp.1-6, 2008-07-17

通信のブロードバンド化やユビキタス化に伴い、アクセス・構内ネットワークが高機能化されてきているが、省電力化に伴って機器の低電圧化が進められ、過電圧や過電流に対する耐力が低下してきている。本報告では、屋外に設置された通信システムの電源線から侵入する雷サージに対する誤動作を低減するブレーカの開発、及び家庭内で通信として最近普及してきている高速電力線通信システムから発生する漏洩電磁界低減用ブロッキングフィルタの小型化に向けて検討した結果、40dB以上の挿入損失、従来の約1/3の容積が得られた結果について述べる。
著者
石沢 真樹 鍬田 豊 木全 活久 青木 忠一 尾形 努
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PE, 電子通信用電源技術
巻号頁・発行日
vol.96, no.277, pp.15-21, 1996-09-27
被引用文献数
1

NTTは、低騒音で、クリーンに発電する3タイプ(直流出力タイプ、交流出力タイプ、蓄電池内蔵タイプ)のポータブル燃料電池を開発した。このポータブル燃料電池は、小形燃料電池セル、水素ボンベ、電力変換装置、制御装置類をきょう体に収容したもので、容易に運搬可能な実装形態とした。容積6.7リットルの水素ボンべを2本用い、200〜250ワットで6時間以上発電可能である。直流出力タイプは、小容量の通信装置に適したDC55V及び汎用のDC12V、交流出力タイプはAC100V、蓄電池内蔵タイプは、起動と同時にAC100VおよびDC12Vが出力可能であり、室内で運転可能な非常用バックアップ電源として適用できることを明らかにした。
著者
田爪 國利 鍬田 豊 青木 忠一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.2, 1997-08-13
被引用文献数
1

NTTでは、高効率でクリーンな燃料電池を通信用エネルギーシステムに適用するための検討を進めている。燃料電池の出力である直流電力は系統連系インバータによって交流電力に変換し、商用系統と連系して負荷に供給する。商用停電時には、非常用に設置されているエンジン発電機と連系運転することにより燃料電池を非常用電源として利用することができる。 本稿では、燃料電池とエンジン発電機を連系運転するための検討結果について示す。