著者
馬場谷 成
出版者
近畿大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

1型糖尿病は難治性疾患であり、早期発見・早期治療のための方策が必須である.本研究では、1型糖尿病予知(早期発見)システムの構築を目的とし、1型糖尿病診断前より検出されるインスリン抗体の、より高感度な検出法を確立し報告した.また同様に、1型糖尿病において検出されるIA-2抗体の、より高感度な検出法の開発を継続中である.これらと、DNA遺伝情報を組み合わせることで、より適切な早期発見のための方策を検討した.
著者
池上 博司 川畑 由美子 能宗 伸輔 馬場谷 成
出版者
近畿大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

1型糖尿病遺伝子の解析をヒトとマウスの染色体相同性を駆使して進めた結果、主効果遺伝子であるHLAとの関連にサブタイプ間で差を認めること(劇症と他のサブタイプ間で質的差異、緩徐進行と急性発症間で量的差異)、臓器特異性を決定する遺伝子としてインスリン特異的転写因子MafAが胸腺でのインスリン発現量の変化を介して1型糖尿病の疾患感受性に関与することが示された。