- 著者
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高梨 章
- 出版者
- 一般社団法人 情報科学技術協会
- 雑誌
- 情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
- 巻号頁・発行日
- vol.69, no.4, pp.155-159, 2019-04-01 (Released:2019-04-01)
大学図書館において,レファレンス・サービスを利用する大学教員の減少は顕著である。もともとさしては多くなかったものの,これでよいのか? 教員の利用を開拓する手立てはないのか? どこを糸口に開拓したらよいだろう? ということで,まずは最初にILL,文献複写依頼を取り上げる。事例をあげながら,仕掛けるレファレンス,複写依頼(所在調査)から主題調査依頼(事項調査)への道を提示する。複写依頼以外にも,糸口はある。わたしたちが彼らの同僚として受け入れられるなら,実りはもっと多いはずである。このほかに,自己研鑽の事例として,種々のデータベース遊びを紹介する。盛んになってきている文献探索ガイダンスを,もっと面白いものとするために。