著者
横田 登志美 湯田 普也 鵜沼 宗利 新井 良太 重見 良介 荒木 憲司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SIS, スマートインフォメディアシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.334, pp.81-84, 2008-11-27
被引用文献数
1

RFIDを活用してプラント建設におけるケーブル結線作業をコンピューターで支援する「CAD連携実世界ペアタグ技術」を開発中である.従来は目視で行っていた,ケーブル心線,端子台端子,接続図の照合を自動化する技術の確立に取り組んでいる.本技術の特徴は,RFIDを用いてCADデータと現実物ケーブルの接続状況を自動照合することであり,(1)ケーブル心線の接続先の指示,(2)結線状況の確認,(3)ケーブル心線へのRFIDの実装,(4)ケーブル心線RFIDをリードするリーダー,(5)端子台端子へのRFIDの実装を実現した.
著者
鵜沼 宗利 武内 良三
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.76, no.8, pp.1822-1831, 1993-08-25
被引用文献数
30

コンピュータグラフィックスの表現能力が飛躍的に伸び,さまざまな分野でリアルな物体表現,リアルな動作表現が求められている.コンピュータグラフィックスで扱う物体の中でも人間は非常に身近な存在であり,非常に多くの用途が考えられるが,いまだに十分な表現がなされていない.本論文では,人間の歩行動作を簡単な手続きでリアルに表現する手法を提案している.まず,実測した人間の歩行動作を周波数解析し歩行動作の基準となる基準歩行動作と動作の特徴を表す特徴量成分に分離し,それぞれをデータベースに登録する.歩行動作の生成は基準歩行動作と特徴量成分を足し合わせることにより行う.歩行動作の変更は特徴量成分を差し替えるだけでできる.また,特徴量成分の重みを変えることによる特徴量成分の内挿・外挿表現ができる.例えば二つの成分の中間の歩行表現あるいは特徴量成分を強調した歩行表現などである.重みを変化させると歩行動作は滑らかに変化する.更に,特徴量成分を複数足し合わせることにより新たな歩行動作の生成といった実測データ以外の歩行表現もできる.