- 著者
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入江 晶子
黒野 智子
- 出版者
- 聖隷クリストファー大学
- 雑誌
- 聖隷クリストファー大学看護学部紀要 (ISSN:13482017)
- 巻号頁・発行日
- vol.13, pp.115-122, 2005-03-31
近年、「思春期の保健対策の強化と健康教育の推進」対策が、様々な形で行われている。それらの中で、"同世代の仲間同士での知識の共有をはかる"、ピアエデュケーションの手法が注目されてきている。そこで今回、大学生と比較的年代の近い高等学校の1〜2年生を対象に、大学3年次の看護学生が健康教育の授業の一環として、「ダイエット」「喫煙と飲酒」「性教育」の3テーマで健康教育を実施する試みを行い、その効果について検討した。その結果、受講者の高校生において、健康教育の効果が見られた内容があった。また、健康教育を実施した看護学生も自分達の行ったことを肯定的に受け止めていた。これらから、今回の試みにおいて、対象者と実施者双方に成果があったことが示唆された。