著者
齋藤 嘉夫
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育学会年会物理教育研究大会予稿集 23(2006) (ISSN:24330655)
巻号頁・発行日
pp.20-21, 2006-08-04 (Released:2017-07-20)

電荷Qで帯電した半径aの金属球殻表面の電場は1/2Q/(4πε_0a^2)であると考えられているがそれは間違いであり,Q/(4πε_0a^2)であることを明らかにした.間違いの原因は,求める位置の電場の成分が積分に含まれていないことであった.これにより,金属球殻表面でもガウスの法則が成立し,静電応力も正しく説明できる.
著者
齋藤 嘉夫 西尾 謙三 吉本 則之 墻内 千尋
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.187-192, 2003
被引用文献数
1

水滴発電器のメカニズムを理論的に明らかにした。水滴発電器を開発し,その理論を実証した。誘導電極の上にノズルがある場合の発電電圧は9kVを越えた。水滴浮遊の原因は誘導電極の電場による引力であることを実証した。それを避けるためにノズルを誘導電極の下に配置し,発電電圧を16kVまで上昇させることができた。水滴発電器の発電開始の原因が空気中のイオンであることが議論された。