- 著者
-
三宅 裕志
山本 啓之
北田 貢
植田 育男
大越 健嗣
喜多村 稔
松山 和世
土田 真二
Hiroshi Miyake
Hiroyuki Yamamoto
Mitsugu Kitada
Ikuo Ueda
Kenji Okoshi
Minoru Kitamura
Kazuyo Matsuyama
Shinji Tsuchida
新江ノ島水族館:海洋研究開発機構(JAMSTEC)
新江ノ島水族館
新江ノ島水族館
新江ノ島水族館
石巻専修大学
海洋研究開発機構(JAMSTEC)
海洋研究開発機構(JAMSTEC)
海洋研究開発機構(JAMSTEC)
Enoshima Aquarium:Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology Center (JAMSTEC)
Enoshima Aquarium
Enoshima Aquarium
Enoshima Aquarium
Ishinomaki Senshu University
Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology Center (JAMSTEC)
Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology Center (JAMSTEC)
Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology Center (JAMSTEC)
- 出版者
- 日本海洋学会
- 雑誌
- 海の研究 (ISSN:09168362)
- 巻号頁・発行日
- vol.14, no.6, pp.645-651, 2005-11-05
- 参考文献数
- 9
- 被引用文献数
-
1
4
シロウリガイ類は深海から採集すると通常2, 3日しか生存せず, 飼育を試みた報告は皆無であった。本研究では, シロウリガイ類の飼育の試みとして, 良好な健康状態で採集し, かつシロウリガイ類の共生細菌のエネルギー源(泥中の硫化水素)を確保するために, 圧力以外の現場環境をできる限り維持した状態で採集する装置のMTコアを開発した。また, シロウリガイ類は高酸素濃度に弱いため, 溶存酸素濃度制御装置により低酸素濃度環境を維持する飼育システムを製作した。シロウリガイとエンセイシロウリガイをそれぞれ相模湾初島沖水深1,150m~1,160mの地点, 石垣島沖の黒島海丘の643mの地点で採集した。採集したシロウリガイは約1週間で死亡したが, 黒島海丘のエンセイシロウリガイは17日間生存した。また, エンセイシロウリガイでは2回放卵が確認された。以上のことから, エンセイシロウリガイは飼育が容易な種と考えられた。