著者
北坂 真一 Shinichi Kitasaka
出版者
同志社大學經濟學會
雑誌
經濟學論叢 = Keizaigaku-Ronso (The Doshisha University economic review) (ISSN:03873021)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.81-100, 2008-07-20

Hamilton(1988,1989,1990)で提案されたマルコフ・スイッチング・モデルは、持続性のある異なるレジームが繰り返し切り替わるような状況を分析するのに適している。本稿では、このフレームワークを使いわが国の財政政策について政策反応関数を推定した。その結果、2つの異なるレジームが存在し、そのうち1993年から2002年は財政赤字を重視する非ケインズ的レジームであることを見出した。
著者
北坂 真一 Shinichi Kitasaka
出版者
同志社大學經濟學會
雑誌
経済学論叢 (ISSN:03873021)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.749-778, 2014-03

本稿では、国立大学法人81大学の5年間にわたるパネルデータを使い、確率的フロンティア費用関数を推定した。その推定されたフロンティア関数から、規模の経済性や費用の非効率性を計算し、主に以下のような結果を得た。1.確率的フロンティア費用関数は通常の費用関数と有意に異なり、費用の非効率性が国立大学の費用関数において重要な問題であることを示している。2.全体と個別のアウトプットについて規模の経済性が認められたが、範囲の経済性は各アウトプットについて認められなかった。3.国立大学の間で広い範囲にわたり費用の非効率性について格差があり、その各大学の費用非効率性は時間の経過に従い減少していることが示された。中尾武雄教授古稀記念論文集