著者
梅原 頼子 Yoriko Umehara
雑誌
鈴鹿大学短期大学部紀要 = Journal of Suzuka Junior College (ISSN:21896992)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.1-10, 2016-03-10

内臓脂肪の蓄積は、生活習慣病と密接な関連がある。また、内臓脂肪の蓄積は年齢に伴って増加することから、青年期より内臓脂肪を蓄積することは生活習慣病へのリスクが高まるため、早期に発見し、生活習慣の改善に努めることは大切である。そこで、青年期の内臓脂肪蓄積と身体状況および生活習慣の関連について検討を行った。平成27年4月~6月、S大学短期大学部女子学生を対象に、内臓脂肪蓄積、身体状況調査、生活習慣を調べるための食物摂取頻度調査、食意識、運動習慣、睡眠についての調査を実施した。内臓脂肪蓄積と身体状況の関係については相関分析、内臓脂肪蓄積とBMIについては一元配置分散分析、内臓脂肪蓄積と体脂肪率、腹囲、AFI、食意識、睡眠についてはt検定を行った。その結果、内臓脂肪蓄積の推定には、身体状況を指標にできる可能性が示唆された。また、内臓脂肪蓄積と関連のあった生活習慣は、ご飯などの穀類をしっかり食べること、睡眠時間7時間未満であった。したがって、女子学生における内臓脂肪の蓄積を防ぐためには、適切な生活習慣を身につけ、体脂肪率や腹囲の測定を義務付けることが必要であると考えられた。
著者
梅原 頼子 福永 峰子 山田 芳子 Yoriko UMEHARA Mineko FUKUNAGA Yoshiko YAMADA
雑誌
鈴鹿短期大学紀要 = Journal of Suzuka Junior College (ISSN:13450085)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.189-202, 2008-01-01

ジュニアテニス選手の食生活状況を把握するために調査を行い、次のような結果を得た。1)PFC エネルギー比率は、脂質のエネルギー比率が高かった。2)食品群別摂取頻度調査の結果、野菜、果物の摂取が充分でなかった。3)週5 回以上練習しているクラブジュニアは9 割が疲労を感じていた。4)好きな食べ物は焼肉やすしなどの主食、嫌いな食べ物は野菜が上位に挙げられた。5)野菜教育が最優先課題であることがわかった。
著者
前澤 いすず 梅原 頼子 乾 陽子 福永 峰子 久保 さつき 山田 芳子 Isuzu MAEZAWA Yoriko UMEHARA Yoko INUI Mineko FUKUNAGA Satsuki KUBO Yoshiko YAMADA 鈴鹿短期大学 鈴鹿短期大学 鈴鹿短期大学 鈴鹿短期大学 鈴鹿短期大学 鈴鹿短期大学 Suzuka Junior College Suzuka Junior College Suzuka Junior College Suzuka Junior College Suzuka Junior College Suzuka Junior College
出版者
[鈴鹿短期大学図書委員会]
雑誌
鈴鹿短期大学紀要 = Journal of Suzuka Junior College (ISSN:13450085)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.223-232, 2008-01-01

扎魯特旗の農牧地域の成人住民および魯北モンゴル族実験小学校において、中国・内モンゴル族の食生活状況、身体状況や身体活動状況の実態を把握することを目的に調査を行い、次のような結果を得た。1)小学生は日本人よりも成長が遅く、その後40 歳までに体重が日本人よりも重くなる。2)成人男性は100%、成人女性63.9%が高血圧であった。3)骨量・水分モニター測定では、小学生は標準体型であり、その後、骨量・脂肪量が増加して、骨太の肥満型に成長する。4)奶茶の摂取量は、1 日1ℓ~2ℓであり、他の乳製品も摂っていた。5)起床時間は4時頃であり、1日の歩数は15,000 歩以上であった。We surveyed the Mongolian food lives and their physical conditions by interviewing the Mongolian people living in Jarud qi (village) and the Mongolian pupils attending to the neighboring elementary school, Ln Bei in Neimenggu (Inner Mongolia), China. The summary of the study is as follows;1) The growing rate of the pupils in the school is rather slower than Japanese pupils but the weight of them has been increasing until they'll reach the age of forty.Most of Mongolian adults are heavier than Japanese adults.2) 100% of the male adults suffer the high blood pressures and 63.9% of the female adults suffer the high blood pressures too.3) By the measurement of their bone and moisture-quantity in their bodies, the pupils keep the normal and standard levels. But as they grow year after year, their bone and fat-uantities in the bodies increase and become fat and big-boned.4) In their daily life they take 1~2 liter of Nai Tea (milk tea) per day and also they drink lots of milk.5) They get up at around 4 o'clock early in the morning and they walk more than 15,000 strides a day.
著者
梅原 頼子 Yoriko Umehara 鈴鹿大学短期大学部 Suzuka Junior College
巻号頁・発行日
vol.36, pp.1-10, 2016-03-10

内臓脂肪の蓄積は、生活習慣病と密接な関連がある。また、内臓脂肪の蓄積は年齢に伴って増加することから、青年期より内臓脂肪を蓄積することは生活習慣病へのリスクが高まるため、早期に発見し、生活習慣の改善に努めることは大切である。そこで、青年期の内臓脂肪蓄積と身体状況および生活習慣の関連について検討を行った。平成27年4月~6月、S大学短期大学部女子学生を対象に、内臓脂肪蓄積、身体状況調査、生活習慣を調べるための食物摂取頻度調査、食意識、運動習慣、睡眠についての調査を実施した。内臓脂肪蓄積と身体状況の関係については相関分析、内臓脂肪蓄積とBMIについては一元配置分散分析、内臓脂肪蓄積と体脂肪率、腹囲、AFI、食意識、睡眠についてはt検定を行った。その結果、内臓脂肪蓄積の推定には、身体状況を指標にできる可能性が示唆された。また、内臓脂肪蓄積と関連のあった生活習慣は、ご飯などの穀類をしっかり食べること、睡眠時間7時間未満であった。したがって、女子学生における内臓脂肪の蓄積を防ぐためには、適切な生活習慣を身につけ、体脂肪率や腹囲の測定を義務付けることが必要であると考えられた。