著者
梅原 頼子 藤原 いすず 川村 亜由美 乾 陽子 福永 峰子 山田 芳子
出版者
鈴鹿大学短期大学部
雑誌
鈴鹿国際大学短期大学部紀要 (ISSN:13450085)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.105-119, 2006

運動部に所属する高校生・大学生に食生活調査を行い、次のような結果を得た。1)牛乳の摂取頻度では、高校野球部の75%が「毎日」飲んでいた。2)豆類の摂取頻度では、高校サッカー部が他の運動部に比べ低かった。3)お菓子の摂取頻度では、高校サッカー部が高かった。お菓子の種類は、全ての運動部で「スナック菓子」が8割程度であった。4)エネルギー、カルシウム摂取量では、高校野球部が他の運動部よりも高かった。5)高校野球部は食意識の高いことが伺えた。
著者
伊藤 いへ子 福永 峰子 金津 良一 Ieko ITO Mineko FUKUNAGA Ryoichi KANAZU
雑誌
鈴鹿短期大学紀要 = Journal of Suzuka Junior College (ISSN:09158421)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.29-34, 1985-02-01

1.サラダ油を用いて揚げ物を行なった結果,1回の揚げ過程によるPOVの増加は2~4であった。2.揚げ物に使用したサラダ油を調理室冷暗所に貯蔵したときのPOVの増加は容器や季節の影響をうけるが,1ケ月以内の貯蔵においては,いずれも20以下であった。3.揚げ物に2回使用したのち,1ケ月間貯蔵した油を用いて3回連続の揚げ試験を行なった結果,POVは15以下であったが,異臭を放つものがみられた。また,揚げ物を行なうことによって揚げ油のPOVが逆に減少するものもあった。
著者
梅原 頼子 福永 峰子 山田 芳子 Yoriko UMEHARA Mineko FUKUNAGA Yoshiko YAMADA
雑誌
鈴鹿短期大学紀要 = Journal of Suzuka Junior College (ISSN:13450085)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.189-202, 2008-01-01

ジュニアテニス選手の食生活状況を把握するために調査を行い、次のような結果を得た。1)PFC エネルギー比率は、脂質のエネルギー比率が高かった。2)食品群別摂取頻度調査の結果、野菜、果物の摂取が充分でなかった。3)週5 回以上練習しているクラブジュニアは9 割が疲労を感じていた。4)好きな食べ物は焼肉やすしなどの主食、嫌いな食べ物は野菜が上位に挙げられた。5)野菜教育が最優先課題であることがわかった。
著者
前澤 いすず 梅原 頼子 乾 陽子 福永 峰子 久保 さつき 山田 芳子 Isuzu MAEZAWA Yoriko UMEHARA Yoko INUI Mineko FUKUNAGA Satsuki KUBO Yoshiko YAMADA 鈴鹿短期大学 鈴鹿短期大学 鈴鹿短期大学 鈴鹿短期大学 鈴鹿短期大学 鈴鹿短期大学 Suzuka Junior College Suzuka Junior College Suzuka Junior College Suzuka Junior College Suzuka Junior College Suzuka Junior College
出版者
[鈴鹿短期大学図書委員会]
雑誌
鈴鹿短期大学紀要 = Journal of Suzuka Junior College (ISSN:13450085)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.223-232, 2008-01-01

扎魯特旗の農牧地域の成人住民および魯北モンゴル族実験小学校において、中国・内モンゴル族の食生活状況、身体状況や身体活動状況の実態を把握することを目的に調査を行い、次のような結果を得た。1)小学生は日本人よりも成長が遅く、その後40 歳までに体重が日本人よりも重くなる。2)成人男性は100%、成人女性63.9%が高血圧であった。3)骨量・水分モニター測定では、小学生は標準体型であり、その後、骨量・脂肪量が増加して、骨太の肥満型に成長する。4)奶茶の摂取量は、1 日1ℓ~2ℓであり、他の乳製品も摂っていた。5)起床時間は4時頃であり、1日の歩数は15,000 歩以上であった。We surveyed the Mongolian food lives and their physical conditions by interviewing the Mongolian people living in Jarud qi (village) and the Mongolian pupils attending to the neighboring elementary school, Ln Bei in Neimenggu (Inner Mongolia), China. The summary of the study is as follows;1) The growing rate of the pupils in the school is rather slower than Japanese pupils but the weight of them has been increasing until they'll reach the age of forty.Most of Mongolian adults are heavier than Japanese adults.2) 100% of the male adults suffer the high blood pressures and 63.9% of the female adults suffer the high blood pressures too.3) By the measurement of their bone and moisture-quantity in their bodies, the pupils keep the normal and standard levels. But as they grow year after year, their bone and fat-uantities in the bodies increase and become fat and big-boned.4) In their daily life they take 1~2 liter of Nai Tea (milk tea) per day and also they drink lots of milk.5) They get up at around 4 o'clock early in the morning and they walk more than 15,000 strides a day.
著者
武田 恵実 梅原 頼子 福永 峰子 山田 芳子 田中 治夫
出版者
鈴鹿大学短期大学部
雑誌
鈴鹿国際大学短期大学部紀要 (ISSN:13450085)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.39-45, 2001

本学食物栄養専攻生(36名)を対象に給食管理学内実習における疲労の自覚症状についての調査を行い,次のような結果を得た。1)試作・大量調理の実習における疲労の自覚症状の訴えは実習前後ともに身体的症状の「ねむい」が一番高く,次いで「横になりたい」であった。2)試作よりも大量調理の方が身体的症状及び神経的症状の訴えが高くなった。3)アルバイトの有無に関わらず身体的症状を訴える者が多くなった。4)睡眠時間8時間以上の者の方が高い値で訴える項目が多くなった。
著者
梅原 頼子 福永 峰子 山田 芳子 田中 治夫
出版者
鈴鹿大学短期大学部
雑誌
鈴鹿短期大学紀要 (ISSN:09158421)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.37-43, 1994-02

女子短大生の昼食弁当について調査を行った,結果は次のごとくであった。1)お弁当作りの意識について,「色どりを考える」85.7%,「味付けを考える」,「分量を考える」39.3%,「主食・主菜・副菜の組合せを考える」25.0%であった。2)お弁当の食物総重量は,平均283.1±71.8gであり,重量比では主食55.9%,主菜・副菜40.3%,デザート3.8%であった。3)出現した料理数は,平均6種類。食品数は,7〜10種類の使用が多かった。4)食事形態別にみると主食・主菜・副菜・デザートの組合せが31.0%,主食・主菜・副菜の組合せが61.9%であった。5)料理を主材料別に分類し,料理名をそれぞれ5位まであげると,白飯,卵焼きは6割以上を占め1位であった。ついでウインナーソテー,レタス,ほうれん草のお浸しであった。6)出現した料理名について学生の好みと使用頻度をみると,主食にはおにぎり,主菜にはハンバーグ,鶏唐揚げ,卵焼き,副菜にはプチトマト,デザートにはみかん,いちごが好まれ,よく使われていた。7)栄養素等摂取量は,所要量と比較するとエネルギー(78.5%),カルシウム(24.9%),鉄(47.5%)が不足傾向であった。栄養比率をみると脂肪エネルギー比がやや高値であった。8)学生によってお弁当の評価を行った結果,改良を必要とするのは全体の71.4%であった。改良の内容には,食品数が少なく料理を1〜2品増やす必要があり,なかでも乳製品,果物,野菜が不足していることを指摘した。本研究の要旨は,第40回日本栄養改善学会で発表した。
著者
梅原 頼子 福永 峰子 山田 芳子 田中 治夫
出版者
鈴鹿大学短期大学部
雑誌
鈴鹿短期大学紀要 (ISSN:09158421)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.83-91, 1998

本学の生活学科女子学生(18〜19歳)1,815名を対象に過去6年間にわたる食生活の実態を調査し,次のような結果を得た。1)居住形態では,自宅外通学生が増えてきている。2)対象者の身体的特徴では,平均身長は6年間同一の傾向がみられるが,平均体重は年々増え,肥満傾向となっている。3)健康に対する自己評価は,約半数が元気でないと訴えており,その自覚症状としては疲れやすい,朝から体がだるい.睡眠が十分とれないと答えた者が多い。4)栄養素等摂取量は,食塩を除きその他の栄養素はどの年度も充足されず,特に鉄,カルシウムは最も低い値であった。5)PFCエネルギー比については,脂肪エネルギー比率は年々増加傾向を示している。6)食品群別摂取量は,穀類および肉類以外は目安量に対し大幅に不足している。また,年次推移では油脂類,牛乳・乳製品,野菜類,調理加工食品は増加傾向を示し,一方,穀類,果実類,肉類は減少している。
著者
福永 峰子 梅原 頼子 藤原 いすず 川村 亜由美 山田 芳子 前田 千津子 田中 治夫
出版者
鈴鹿大学短期大学部
雑誌
鈴鹿国際大学短期大学部紀要 (ISSN:13450085)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.9-17, 2005

本学食物栄養専攻生68名を対象とし,絵に描いた弁当箱の枠の中に日常弁当と理想弁当の中身をスケッチしてもらい,その中から食品数,料理数,料理の組み合わせなどを集計した。結果は次のとおりである。1)最も多く使用していた食品数は日常弁当,理想弁当とも10〜12種類であった。2)食品群別では最も多く使用されていたのは,日常弁当,理想弁当とも緑黄色野菜であり次いで,その他の野菜,穀類であった。3)料理頻度の割合では,日常弁当,理想弁当とも,主食と副菜は,100%,主菜は90%,デザートはわずか30%であった。4)料理の組み合わせは56パターンあり,最も多かった組み合わせは日常弁当で「主食+主菜+副菜6」,理想弁当で「主食+主菜+副菜3」であった。5)料理数では,主食が27種類,主菜が75種類,副菜が138種類,デザートが19種類であった。
著者
山田 芳子 福永 峰子 梅原 頼子 印南 京子 田中 治夫
出版者
鈴鹿大学短期大学部
雑誌
鈴鹿短期大学紀要 (ISSN:09158421)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.87-103, 1992-02

三重県農林水産部農政課では,三重県における四日市・松阪地区の県立高等学校家政科2年生(女子)164名を対象として,食生活改善重点啓発事業のひとつとして「ヤング食生活講座」を実施した。実施に伴い判明した問題点は次の通りである。1)自覚症状のある者の割合は「疲れやすい」がトップで62.5%,ついで「体がだるい」50.0%,「目覚めが悪い」48.4%であった。2)食事時間が「規則正しい」は22.2%であった。食事にかける時間は,夕食>朝食>昼食の順で短かった。3)朝食の欠食頻度は「ほとんど毎日」が28.8%と高値であった。4)間食はかなり高い摂取頻度であった。夜食・外食の摂取頻度は低い。5)食品や料理の組み合わせを「いつも考えている」は3.1%,「ときどき考えている」は32.3%であった。好きな料理の組み合わせについては主食をご飯,おかずは洋風といった和洋折衷が好まれた。6)食事時間と健康状態,朝食摂取頻度と健康状態および食欲と欠食状況との間には有意差(X^2,P<0.05)が認められた。7)栄養素等摂取量では鉄(60.9%),カルシウム(67.9%)が大幅に不足しており,次いでビタミンC(74.9%),ビタミンB_2(76.4%),ビタミンB_1(78.1%),ビタミンA(83.6%)であった。8)栄養比率はほほ理想的パターンを示した。9)食品群別摂取量では緑黄色野菜(32.7%),淡色野菜(41.3%),果物(32.1%),牛乳・乳製品(35.8%)であり,摂取不足が著しい。