3 0 0 0 OA 浮世続

著者
菱川〔師宣//画〕
出版者
鱗形屋三左衛門
巻号頁・発行日
1684

書名は版心による。書題箋は「浮世都々幾」。菱川師宣が遊女・野郎等当代の風俗を描いたもので、見開き20図よりなる墨摺絵本。師宣最盛期の天和年間の代表作のひとつ。伝本は非常に少なく、天和2(1782)年刊本が東洋文庫に、天和4年刊本がニューヨーク公共図書館とボストン美術館に所蔵されている。本書は天和4年の刊本で、天和2年刊本の版木焼失後に再刻されたもの。年記以外は忠実に覆刻されており、「当風品絵づくし」という書名で伝存するものもある。稀書複製会(4期)等から複製が刊行されている。

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同じく菱川師宣『浮世続』14ー15丁 https://t.co/oywDpiVvxR 薙刀と槍の稽古の場面。これは渡辺一郎氏の概説などで挿絵になっていたか。 小浜満徳寺の『武家邸内図屏風』も似ていて、邸内の板張の間での薙刀と槍の稽古を描く。 https://t.co/9oxkD5nf5L
菱川師宣『浮世続』18-19丁〈天和4(1684)年、国立国会図書館デジタルコレクション〉 https://t.co/oywDpiVvxR 画面左、切刃(きっぱ)に構えて今にも抜刀する男二人と、画面右、応じる若党も切刃か、上に抱え抜いて抜刀するか。江戸前期当時の抜刀の様式がうかがわれる。
次やるのってこれかー(きわめて内輪的話題) >国立国会図書館デジタル化資料 - 浮世続 http://t.co/e3cYAry4

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