著者
黒木 和人
出版者
東北大学文学部日本語学科
雑誌
言語科学論集 (ISSN:13434586)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.13-24, 1998-11-20

山本有三の「ふりがな廢止論」によって、近代の振仮名は「廢止」の方向にむかった。しかし、その理念のみで「ふりがな廢止」となったのではない。その陰には、やさしくわかりやすい文章を目指そうという有三の努力があった。その努力は、振仮名の機能に頼らない新しいかたちの口語文として結実していった。

言及状況

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山本有三さんは、どこまで漢字をへらせば、ふりがなはいらないといったのか。それをみると、いまの「国語」でふりがなをふらないとゆうのはナンセンスといってよいほど。けっきょく、日本人でもふつうにこまっているとゆう。。。 https://t.co/DaZrJBBlfN
ふりがなの廃止は漢字節減とセット。いまでは、それも、だいぶ、わすれられていそう。 ― 「ふりがな廢止論」の理念と実践 : 山本有三の改版作業から https://t.co/DaZrJBSohN

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