著者
田上 善夫
出版者
富山大学人間発達科学部
雑誌
富山大学人間発達科学部紀要 (ISSN:1881316X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.169-194, 2010-11

本論では,風の祭祀にかんして,まず現在の実態を明らかにする。とくに風の祭祀の分布密度の高い,信越地方とその周辺を例として,特色のある民間行事をとりあげる。こうした風の祭祀について,とくに以下の3点から分析を加える。まず共通点の多い,信州とくに諏訪周辺の風の祭祀からの分析である。次に記紀に始まる古文献にみられる風の祭祀からの分析である。さらに風の三郎とかかわりの深い,全国に進出した諏訪信仰からの分析である。最後にこれらの分析に基づいて,風の祭祀にみられる風の観念について,検討を試みる。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (11 users, 13 posts, 33 favorites)

富士の人穴は富士山信仰の聖地であり,江の島につながることは,付近の鎌倉を聖地化する意図も考えられる。ここで諏訪信仰の三郎に対して,富士信仰では四郎とされる。」 あ、ティモンディの人(そこじゃない) 風の祭祀の由来と変容 https://t.co/YV5rStiCvJ
風神は何故に三郎か。 ミシャグジや鎌etc. https://t.co/NpmYamkkXa
"信濃の国"、大昔から風強かったようで…

Wikipedia (1 pages, 1 posts, 1 contributors)

編集者: Pat457
2018-08-01 12:52:17 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

収集済み URL リスト