著者
後藤 学
出版者
東北数学教育学会
雑誌
東北数学教育学会年報 = Journal of Tohoku Society of Mathematics Education (ISSN:0910268X)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.55-65, 2017-03-31

小学2年生で学習する加法と減法の相互関係では,式を用いて説明することをねらいとしている。文章題において,解を求めるために文脈が表す言葉や表現と逆の演算を行う必要がある問題を逆思考問題と呼ぶが,低学年児童には難しいことが知られている。また,説明の手段としてテープ図が用いられるが,文脈に沿って未知数を用いて立式をしたり,テープ図を描いたりすることがうまく結びついておらず,問題点の指摘も多い。本研究では,逆思考文章題の問題解決過程を調査し,全体集合と部分集合を学習した後の思考過程の様相を分析する。

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@takusansu #超算数 TaKuさんの発見したhttps://t.co/ugql8Sfz3j、 後藤学「逆思考文章題の解決における思考過程の様相」『東北数学教育学会年報』第48巻 (2017年3月) 、55-65ページ。https://t.co/c2lD9RM4xh など、テープ図(二重数直線とちょっとだけ違う)指導には時間をかけるべきという主張も存在します。
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