著者
清水 哲夫
出版者
首都大学東京 大学院 都市環境科学研究科 観光科学域
雑誌
観光科学研究
巻号頁・発行日
no.7, pp.29-35, 2014-03-20

本研究は,東京,高松,ウィーンを対象に,自動車および自転車の外部費用を比較している。外部費用として,走行時空間機会費用,駐車時空間機会費用,道路建設費用,道理維持管理費用,駐車場建設・維持管理費用,交通事故費用,大気汚染費用,地球温暖化費用,放置自転車対策費用を考慮した。費用の単位については1 人当たり・1 日当たりとした。分析の結果,どの都市においても自動車の外部費用は自転車のそれの5倍程度であること,東京では空間機会費用,高松では交通事故費用の割合が高いこと,自転車の外部費用は利用者の行動によって大きく削減できる余地があることが明らかとなった。

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「都市における自転車と自動車の外部費用の試算(清水哲夫, 2014)」 https://t.co/6gXDriENGm 自動車は自転車のおおむね5倍。クルマのために貴重な都市空間が消費され、交通事故で人が大怪我したり死んだりしているわけですが、さて自動車から得られる幸せはほんとうにそれに見合うのか、という…。 https://t.co/lUKObqYHcD

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