著者
科学技術政策研究所 科学技術基盤調査研究室
出版者
科学技術政策研究所 科学技術基盤調査研究室
巻号頁・発行日
2012-08-09 (Released:2012-08-09)

「科学技術指標」は、我が国の科学技術活動を客観的・定量的データに基づき、体系的に把握 するための基礎資料であり、科学技術活動を「研究開発費」、「研究開発人材」、「高等教育」、「研究開発のアウトプット」、「科学技術とイノベーション」の5つのカテゴリーに分類し、関連する多数の指標で我が国の状況を表している。今回の「科学技術指標2012」では、各国の研究開発費の負担部門から使用部門への資金の流れの図や日本の研究者のうちの博士号取得者の割合といった指標を追加し、充実を図った。 今回の「科学技術指標2012」では、昨年版と比較して様々な指標で変化が見られた。日本の研 究開発費総額は、2008、2009年度に引き続き、2010年度も減少している。日本の研究者数の伸びは近年、停滞しており、また、研究者の新規採用者数については、2010、2011年と連続して減少している。なお、大学院博士課程入学者数は、2002年をピークに減少傾向が続いている。 一方、日本の論文数(2009-2011年の平均)を見ると、「世界の論文の生産への関与度(整数カウ ント法)」では、日本は世界第5位であり、日本の被引用数の高いTop10%補正論文数(2009-2011年の平均)を見ると、「世界のインパクトの高い論文の生産への関与度(整数カウント法)」では、日本は世界第7位である。

言及状況

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う~む。トムソン・ロイターのデータによれば、日本の論文総数のピークは2003年に81,322報。その後、ジワジワと下降線をたどっている。http://t.co/US20rgyq1K 145ページ(表4-1-11 主要国における論文数の論文共著形態別割合の推移)
メモ:科学技術指標2012 http://t.co/FKC6bXAiwu 
この辺、詳しく知りたい方々は、「科学技術指標」を読むといいかもです。 http://t.co/mdKhMXsp
”科学技術指標2012”、科学技術政策研究所 科学技術基盤調査研究室、9-8月-2012 http://t.co/QNO412lA
大学論文:化学分野は退潮傾向、世界での存在感低下 http://t.co/uHuxpktw阪さんは化学論文の退潮について「先進国では日本だけなので心配だ。4大学以外の大学の不振が目立っており、一部の大学にカンフル剤を打てばいい状況ではない」http://t.co/8CGGfLiN
■報告書: 科学技術指標2012 (科学技術政策研究所) http://t.co/VGIvpyWU

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