著者
西部 忠
出版者
北海道大学大学院経済学研究科
雑誌
經濟學研究 (ISSN:04516265)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.133-146, 2006-11-29

進化主義的制度設計とは,理論モデルと経済主体の内的属性との間の双方向的因果関係を重視する内部観測的な視点に立ち,基底的制度であるメディアのルールやシステム境界をデザインすることで,システムの機能やパフォーマンスを間接的に制御しようとするものであり,進化経済学の応用政策的方法の一つである。また,制度生態系とは,複数の類似的制度が垂直的かつ水平的に共存しうる動的で複雑なシステムである。では,これらが前提とするルールや制度とはいかなるものか。本稿は,この問題を複製子と相互作用子という進化経済学の基礎概念を再吟味しながら,以下の3つの観点から考察する。すなわち,1)生物進化とは異なる経済社会進化の文脈の中で,複製子と相互作用子の定義を行い,その相互関係を明らかにする,2)経済理論の従来のアプローチが使用しているルールや制度の意味を吟味し,複製子や相互作用子という進化経済学の基礎概念からそれらについて独自な定義を提示する,3)進化主義的制度設計においてルールや制度が果たす理論的役割について明らかにする,である。

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ここのでいくか さっそく利己イデを借りてきました。おととしDNAにこだわっていたころに借りたがこれはどうも分子生物学とは別物で、参考にならんなとすぐ返したのですが、返した後に気になって、たまたまヴェブレンで検索すると https://t.co/na41cdbCZa とか https://t.co/xk3jPCNOTG が出てきた。 https://t.co/w0dPb3OiUL

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