著者
湯山 英子
出版者
北海道大学大学院経済学研究院
雑誌
經濟學研究 (ISSN:04516265)
巻号頁・発行日
vol.69, no.2, pp.227-240, 2020-01-17

本稿では,戦後ベトナムからの「引揚げ」と「残留」に関する調査で得られた,関連資料の所在を提示し,それら資料の検討を行うものである。本研究の大きな目的は,第2次世界大戦後ベトナム(場合によっては,仏印と記する)からの「日本人」引揚げの過程および全体像を解明することにある。そのため,次の4つにそって,調査・研究を進めている。①可能な限り数量的に確認することで全体像の把握をする。②個別体験の集約・集積によって,(個々の経験を)全体における位置づけをする。これによって③戦前,戦時期の再検討と④「人の移動」の通史を構築することが可能になる。初段階として,上記①と②を明らかにするにあたり,どういった関連資料があるのか,最近のアーカイブス公開状況を踏まえて,その部分をまずは示しておきたい。

言及状況

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旧市街帰りにふと見上げると古い建物に大きな「S」マークと「SHIMOMURA」の文字。ベトナム史に詳しい@tniizumaさんに教えを請うと、今から数え100年以上前からハノイで商売をしていた「下村洋行」跡地。戦前の日本人社会を辿れる建物が今も残るハノイ。参考⇒ https://t.co/za9vGRjLOI #ベトナム史 https://t.co/6p8U6WrnT2
@ManabeeY0712 @wq1966 ベトナム残留日本兵↓ https://t.co/TltRmXKIw5 https://t.co/iGWdiMWo1i
詳しくは追ってないけれど、鳳翔はサイゴンからの引揚げに従事しているのよね。 https://t.co/myPhQP60iC

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